ニートってマジ…?
唐突だが俺は死んだ。トラックに跳ねられて死んだ。
(ああ…俺死んだんだ…一体どうなるんだろう。)
その瞬間目の前が急に明るくなった。
そして気がついたら目の前にメチャクチャ可愛いお姉さんがいた。
「あ!気がつきましたね!」
「えと…貴方は…?」
「私は神です!」
(名前を聞いてるんだけどまあいいか。)
「えと…じゃあ神様。俺はどうなるんですか?死んだからここにいると思うんですけど…」
「そうですね。貴方には選択肢が二つあります。一つは同じ世界にまた生まれて平々凡々とした生活を過ごすこと。
二つ目は異世界に転生して今までとはひと味も二味も違う世界で生きること。貴方はどっちをえらびますか?」
今までと同じ世界か異世界か…そんなのもう決まってるようなもんじゃないか。
そして俺は名前も知らない神様に向かってこういった。
「異世界でお願いします!」
「分かりました。それでは赤間 司貴方には剣と魔法がある異世界に行ってもらいます。そこで貴方には私たち神からプレゼントをあげましょう!それでは、いってらっしゃい!」
神様の言った私たちというのに少し引っ掛かったが特に気にすることなくいくことにした。
なぜなら俺、赤間司は生粋の神話オタクであり、異世界の神話に興味津々だからだ。そしてだんだんと意識がまた遠のいて行く…
………異世界に来てから16年の時が過ぎた。この世界での名前はルーク・ラルストリアという。
そしてこの16年間俺はこの世界の神話を読み漁って来た。やはり神話は面白い。そう思っていると、
「お〜い!ルーク!早くしないと儀式に遅れちゃうよ〜!」と元気な声が響いた。
声の正体はサリア・ベアトリス。隣に住む青い髪の可愛らしい女の子だ。
そして儀式とは俺たちの住む村には16歳になった男女のスキルや魔力、職業を見るものだ。
儀式の場に着くと既に儀式を終えた人たちやこれから儀式が始める人たちがいた。
そして遂に俺たちの番が来た。
最初に受けたのはサリア。サリアの職業は黒魔道士。凄い事に3属性も使えるらしい。この世界では属性が7つあり、火、水、風、雷、土、光、闇だ。そのうちサリアは火、雷、闇が使えるそうだ。
そして俺の番が来た。俺は転生する時に神様に言われたプレゼントが貰えるとワクワクしていた。
さぞ凄い職業が貰えるのだろう。そう思った時だった。
俺の事を見た占い師は凄く驚いた顔をして俺に職業はないと言った。だが魔力は底がわからない程あるとのことだった。
俺が言われた職業は…なし。でも魔力は底がわからない程ある様だった。
この世界では職業が無いと何も出来ず、魔力を持っていても意味がない様なものだった。
俺はショック過ぎてその場を走り去った。
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ここまで読んでくれてありがとうございます!
初めて小説を書いたので変なところがあるかもしれませんが暖かい目で見守ってくれるとありがたいです!
よかったら評価やコメントでアドバイスなどをくれるとありがたいです。