82日目:探偵が死んで情緒がめちゃくちゃになった話
更新。メギド72の方でもキャラスト読んで、ウェパルのストーリーに打ちのめされていました。あれはもう泣くでしょ……
こんばんは、昨日の日記を書くまでに2巻読んでいた「探偵はもう、死んでいる」、昨日寝る前に1巻、起きてから1巻読んでとりあえず既刊は全て読み終わりました。ましたけど……あそこで止めるのはもう卑怯でしょ!絶対この後も面白くなること間違いなしのやつじゃん!しかもインタビュー記事を見るにまだまだ続くみたいだし……(5巻でSPES編が終わるらしい)いやはや恐ろしいお方よ……
前回の感想から続けて。まずは1巻である程度の登場人物の顔見せ、組織の暗躍、因縁の相手と結構テンプレかつわかりやすい説明を色々と挟み、興味を持たせたところで2巻で過去編に入る。探偵の死の真実、それまでに何があったのか、SPESの目的とは……なんて辺りを掘り下げて、最後に唐突に、それでいて綺麗に締める。
と、ここまでが2巻までの大まかな感想。3巻では、そこからさらに風呂敷を広げていって、『調停者』なんていう読者歓喜の代物がお出しされ(最近の例えなら多分柱ってのが最も近い気がする)、物語はさらに加速していく。壮絶なバトルシーンもありつつ、最後には1つの決意を固めて終わる。そして4巻。人が死に、人が死に、それでも物語は進んでいく。その様が無情でもあり、残酷な儚さ、美しさを纏っているようにも感じました。そして探偵は。
流石にネタバレなんてことをしたくないですし、した日にゃ首が飛ぶのであんまり詳しい内容は述べられないんですけど(今までのは配慮した文章になってる……はず)、それでももう打ちのめされられましたね。これだけはもうハッキリ言える。1巻では綺麗に終わり、2巻以降ではそれぞれ衝撃を残しながら物語が続く様を見せられる、そんな印象です。3巻から4巻は、少なくとも1.2巻より引き込まれましたし、何より密度が違う。登場人物の濃さ、真実の重さ、何より人間関係の繋がりがとても絡み合っていて、それがもう強かったですね……
あと、4巻に関してはちゃんと朝起きてから読んだんですけど、3巻はもう耐えきれなくて寝る前に読み始めて読み終わっちゃったんですよね……おかげで今日の夢もどきは多分「たんもし」(略称らしい)関係のストーリーだったんです。いやはや恐ろしいというか、そこまで作品に入れ込んでしまっている僕が本当に珍しいのでちょっと困惑気味です。異修羅、シャンフロでもないぞそんなの……
とにかく、むちゃくちゃ面白かったです。ちゃんと4冊買って良かった。ついでに3巻と4巻は初版だったらしく特典付きでありがたかったです。この本を読んだ後だと、このラノでの順位付けにも概ね異論なし、というかマジですごい本ですよ……時に笑わさせられ、時に泣きそうになり、時に苦しみ、時にやり取りを見てにやにやする……そんな味付けの小説を読んだことがなくて、初めて読んで、それが「たんもし」だったことに感謝を。少し齧っていたミステリーだったからこそ最初のきっかけがあり、ここまで好きな作品に出会うきっかけとなってくれた。本当に、ありがとうと言いたいです。大好き。
時間もないことなので今日はここまで。大学の授業が早く対面になることを願っています(唐突)




