4日目:ドラマと原作って違うよねという話/というより半沢直樹について語らせてくれ
何とか更新。30分で書き上げました……
久しぶりにパソコンの写真整理してたら、中学の頃の写真とか出てきて懐かしいなぁ〜ってなってました。OneDriveに諸々放り込んでたらもうこんな時間です、どうもこんばんは。
今日の夜、半沢直樹の2期が完結しましたね……という話なので、もしまだ見てないかたでしたらブラバお願いします。ネタバレ自制しないんで。
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もう大丈夫?大丈夫ですよね?
ということで。すごいドラマでしたよね、半沢直樹。原作からは掛け離れつつもストーリーとしては1期の時のノリをそのまま受け継いで、とうとう最後までやってしまった訳ですから。それに、ドラマで人気だった大和田さんだったり黒崎だったりをちゃんとストーリーに取り込んでいくところだったり、まさしく某ポケモントレーナーのように仲間をどんどん増やしていくところがドラマ版、という感じで楽しめたように感じます。
そう、ドラマ版なんですよ。……原作はもっと地味ーに、地味ーな戦い方をするしそもそも設定が根本から違いますからね!?テレビのこと考えたらそりゃああなりますよ!乃原弁護士だってもっといけ好かない親父だし、なんならその右腕だった三国ってやつが消えてその見た目乗っ取ったかのような見た目で登場してますからね?テレビ映え考えたら断然そうなるんですけど……
そうなんです、この改変、概ね視聴者ウケを考えた改変なんですよね。だから途中から「半沢歌舞伎」とか言われますし。実際そういう方向で(つまりリアクション芸を売りにして)進んで行った感じでしたけど。それはそれで演出としては上手いし、だから「そういうもの」って感じで受け入れやすいんですよね。
このドラマ、すごくいいなって思ったのは一言で言えば「演出と演者がとてつもなく上手い」ってことなんですよ。どれだけはしゃごうが、巫山戯ようが、それでも一応ストーリーとしては破綻していない。原作の芯となる部分は外さずに(細かい部分はすごく大胆に弄ったけど)、最後には原作に回帰している。そういうのが凄く上手いんですよね……それこそ1000倍返し並にクソデカ半沢直樹になってた気はしましたけど。楽しめたんで僕としてはOKでした。
特に、大和田さんというバンカーが一貫して描かれていたのがとても見ていて楽しかったところでした。主人公である半沢直樹という男はどこかアウトローじみていて、それは主人公である以上どうしても着いてくるものではあるんですけど、そこに大和田暁というとても正統派なバンカーを絡めていくのがとても良くて……当然2人は相容れないんですけど、それでもそれぞれ貫く筋は持っていて、それぞれの「正義」を胸の内に持っているんですね。それを破ることは自分の誇りにおいて許されないし、それを貫くためにはいかなる手段も取る。半沢直樹はそれを「銀行・行政への反逆」という形で表しましたけど、大和田暁はそれを「銀行への揺るぎない忠誠心」という姿勢で答えていたわけなんです。
彼の行動は傍から見れば風見鶏で、実際それはそうなんですけど、それはその時その時においての銀行にとっての最善策、というのが違うからなんですよね。半沢直樹はバンカーでありギャンブラーでもあるから、どんな無謀なことでも諦めないで精一杯やりきった上での天命で勝ち残ってきたんですけど、大和田暁から見ればそれは綱渡りでしかなくって、最後に確固たる足場が見えなければ彼は乗ってこない。なぜなら誰よりも銀行のことを(敷いては頭取のことも)大事に思ってるからなんだと思います。彼がドラマの中で度々言っていたことは建前ではなく、彼なりの信念があったんだろうなぁ……とか思いました。
何はともあれ、僕はドラマ版だからこそ見えた半沢と大和田との関係性がすごく好きです。それが見れただけでもこのドラマを見た価値があるってもんですよ。
あとずっとこのことを考えてたので、ここで色々思いを吐露できて良かったってのもあります。書いてスッキリ出来ました。良かった……
7日続けるとは言いましたけど、7日ずっと1000字弱書くとは言ってないので……明日から多分短くなります。大学始まるし、何より課題が溜まってるので……ごめんなさいね