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162日目:「悪の組織の求人広告」を読んだ話

更新。ツルギさんなぁ……タイトルがもう……無理なんですよ……

こんばんは。絵の進捗ですが、今日は背景とか細かい部分の修正だけしました。影入れてないですね……なんか気分じゃなかったというか。でも確実に良くはなっているはずです。この調子でしばらく頑張りたいです。少なくとも完成させておきたい……



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今日は午前中は主にメギド、午後からは積んでた「悪の組織の求人広告」の書籍版を読んでいました。やっぱりあの作品無茶苦茶好きですね……思わず涙した場面も2度3度じゃ済まないくらいです。


書籍版の感想なんですが、あの作品の出版年月見てほんとにビビりましたからね。最終巻が2016年ですよ?え、そんな昔の作品なんですの……?となるレベル。とか言ってなろうの方を見に行ったら、あの作品2013~15年の連載だったんですね……うわぁ、僕その頃まだ小学生ですよ……


時間の流れって凄いもんですね。って話が逸れましたけど、書籍版だと序盤は加筆箇所による物語の重厚感の増加、終盤だと少し巻き気味ながらもしっかりとメインの要素を拾った改稿、通してみるなら美杏ちゃん(原作だとチョイ役の一般人目線担当)の加筆が光る感じにまとまっていたように感じました。あとキャラデザ。寧人組の絵は本当に似合ってましたね……新名あたりはドンピシャだったし。


あと実は読むまで知らなかったんですけど、書籍版だと最後の方の展開が全く違うんですよね……やっぱり4巻程度じゃ収まらない話だったんですね。予測だけど、各シリーズに1巻ずつというのがそのまま続いていたら、アメリカ編とかラストの攻防とかをもっと書けたんじゃないかなぁと……少し悲しいです。でも、書籍版のエンドだからこそ救われた部分もあって、一概に悪く言えませんね。


ちなみにこの作品を通しての僕の推しは、英雄(ロックス)ならスリップノット、悪党(ヴィラン)ならツルギさんです。どちらも強く、自分の芯を持っていて、ブレず、最後まで己が意志のために戦った男で、多分僕としてはそういうのが憧れなんですよね。自分をしっかりと持ち、やるべき事を決め、そこに向かって進む。当たり前に見えて難しい、そんなことを黙ってやってる彼らがとても好きです。とはいえスリップノットなんかは英雄(ロックス)と言われようとも手段を問わないところがあって、そこもまた好きなところです。



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この作品って、思うに「正義とは、悪とは」を真っ向から投げてきているんですよね。実際作者もそう言ってましたし。でも、正義とは「正しいこと」であり、悪とは「間違ったこと」である。みたいな単純なものでは勿論無いんですよ?主人公は悪として生きていて、それは「手段を選ばず理想を叶えようとすること」なんですよね。正義が正義たりうるためには建前や正当性ってものがなくてはいけなくて、だからこそ悪が勝つことだってある。そんなことを初めて考えさせてくれたのが、この作品なんですよね……いやぁ感慨深い。


今までも、そしてこれからも、多分ずっと好きな作品だと思います。

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