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147日目:「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」見た感想を語る回

更新。鬼滅、前までは食わず嫌いしてた部分もあるんですけど、確かに面白いコンテンツですね……遊郭編はしっかり見たいなぁと思ってます

こんにちは。今日は異修羅と忍極の新刊を買うために新宿まで繰り出してきたんですが、その途中でちょうど時間がいい回があったので『鬼滅』見てきました。


映画直前までのストーリーは去年やってた総集編を見ていたので概要は知っていたのですが、お陰でというかほぼネタバレなしで見ることが出来ました。散々回ってくるコラの部分は流石に見覚えがあったんですが、でもそれ以外は本当に新鮮で、映画を見ている間ずっと集中していられましたね。飽きが全く来ない。


話したいことが多くあるんですけど、大きく分けるなら3つですかね。「煉獄さんの純粋さ」「猗窩座の在り方について」「煉獄母が刺さった」の3つ。……なんか変なのは混じってますけど、まあこのまま続けていきます。


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1つ目に、煉獄杏寿郎という漢について。実際本編を見ていない時ってあの人の印象は「『うまい!うまい!』言いながら弁当を食べている」「声がデカい」「話を聞かない」とか辺りだったんですけど、映画を見ていくにつれてどこかそういうイメージが崩れてきて、1番最期の部分で煉獄母との対話のシーンを見て、「この人はとても純粋で、子供なんだな」と感じました。


ここで言っている「子供」っていうのは別に貶していたりバカにしている訳ではなく、大人でありながらもどこか子供っぽい、そんな部分を無くしていない人なんだな、と。そういう意味です。基本的に純粋で、目上の人の言うことには異を唱えず、従う。親に言われたことを忠実に守り、守り抜いて、最後には褒められるのを待っている。


正直に言うと、映画観る前はヤバい人だと思っていました。そもそも目からして力が凄まじいですし、漏れ聞こえてくる言動もどこかネジが外れていそうな雰囲気で、少し身構えていた部分もありました。


でも実際に最後まで映画を見ると、とても真っ直ぐで、信念を曲げず、竹を割ったような人で、そして例え自分の身が犠牲になろうとも、言いつけを守り通す。死ぬとわかっていても、己が力尽きるまで懸命に鬼と戦い続ける。印象は180度ぐるりとしました。無茶苦茶にかっこいいじゃないですか……


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次に、猗窩座くんの話です。この人も全然情報が無くて、「『お前も鬼にならないか』としつこく勧誘してくる」「バトルジャンキー」「CV:石田彰」とその辺だったんですけど、見ていてもだいたいそんな感じでしたね。耳が幸福なこと……というか魘夢の方も平川大輔御大だし、今回出てきた鬼の声が良すぎる……


それで、これは実際鬼全体としても言えると思うんですけど、やっぱり鬼って「逃げた」生き物なんだなぁと感じたんですね。劇中でも猗窩座くんの逃走シーンとそこに繋がる炭治郎のシーンがありましたけど、やっぱりそこなんですよね。


魘夢なんかは最初から鬼殺隊と戦うというリスクから逃げていましたね。アニメの方ですけど累は家族に対する自身の思いから逃げていました。そして猗窩座は、自分自身の矛盾から逃げているんじゃないかと感じました


彼はまず煉獄さんと手合わせして、鬼にしようとします。彼からすると鬼になるということはイコールで「半永久的な寿命を得ることが出来る」と言うことであり、人を食らうということへの罪悪感であったり陽の光が浴びれなくなるというデメリットは考慮させていないわけですね。別にそれらが重要ではなく、「単なる鍛錬相手」として鬼になることを望んでいるわけです。だから遠慮なく相手に傷を負わせられるし、「死んでしまうぞ杏寿郎!」が出てくる。殺そうとしているのは自分なのに、どこか他人事なんですよね。まずこれが1つ目です。


その後、終盤に日が昇る間際になって、猗窩座は普通に逃走を図ります。戦い通すことはなく、自分の身の安全を先に守った。そこが2つ目の矛盾なんだと僕は思います。そもそも鬼にしたかったはずの煉獄さんに対しても、「逃げるためには早くこいつを殺さないと…」「もう決着は着いただろ!」(意訳)と無碍な態度を取ります。


これは鬼にとっての最重要項目が「生きること」だからこそ起こることだと思うんですが、「強者と戦いたい」と言いつつも結局自分の命惜しさに意見を翻すんですよね。結局のところ、鬼自体が戦うにしても自分が圧倒的有利でないと戦いもしない、そういう生き物なんでしょう。……あっ、そういえば無惨様からしてそういうスタイルでしたね……。


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はい、最後に煉獄母の話ですね。これに関してはほぼ内容には触れないというか関係ない話なんですけど、煉獄母の外見、すごく良くないですか……?特にエッチだなぁとかそういう感情では無いんですけど、一目見た隙にグサッと刺された、という表現が多分正しいんじゃないかな……。


見た目、声、あとはその厳格さも含めてなんか好きなんですよね……前にも触れていますけど、、煉獄母から煉獄さんへの教え・願いって、ある意味煉獄さんを縛る縄であり、呪いだと思うんですよね。そのような生き方を強制するわけで、煉獄さんは母の言葉によって生き方が固定されてしまったとも言える筈なんです。でもそれを煉獄さんは苦痛に思っていないし、最後にはそれのお陰で救われて笑顔で逝くので、これは呪いではなく芯なんだな……と思いました。親から示された指針、むしろ寄り添って生きていくためのものとしてあるんだなぁって……なんだか言語化が難しいんですけど、ここの関係性も含めていいですよね、煉獄母……(お名前出てたらごめんなさい)


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はい、そういうわけで今日はこれだけで無茶苦茶長くなっちゃったのでこれで終わりです。異修羅の感想はまた明日辺りにでも……

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