表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の異世界  作者: むーちょ
導入
6/6

異変

何かおかしい。


最近疲れがとれない。


たしかに毎晩同じ夢を見ているけど最初に夢を見たときは疲れなんか感じなかった。


夢の世界が干渉して来ているのか?


夢の中では捜索隊が出たがキース君の仲間は見つけられなかった。


旅の途中なんてのは嘘だから当たり前だ。少し良心が痛む。


同情したおばさんはオレを家に泊めてくれている。命の恩人だからとも言ってくれた。


街中の案内などもしてくれて少し世界観がわかって来た。


まあよくある異世界って感じだけど言葉や文字はこっちの世界と同じということ


お金の概念も存在していること

エピという単位のお金があって1エピでリンゴを一個買えることから日本で言う100円くらいなもんだろう。


リンゴと言えば食べ物も似ている。

もちろん料理は若干違うものの食材自体には変わりはないこともわかった。


ギルドには冒険者と呼ばれる人達がいて何でも屋のようなことをしているらしい。


「まずは冒険者を目指すべきなのかもしれない」


「え?」

やばい…つい声をだしてしまっていたようだ。隣の席の女子に聞こえちゃったみたい。


「なんでもない」

少し冷たくなっちゃったかな?焦ったせいだから仕方ない。


もう1ヶ月くらいあっちの世界とこっちの世界を行き来していて気分が悪い。


キースが成長するにつれオレは疲れがたまる。


「ねえ最近体調悪いの?」


休み時間になり、田中さんから声をかけて来てくれた!

移動ネットの時以来の会話だ。


「なんか気分が悪くてね…でも全然大丈夫だから気にしないで(笑)」


「でも頭ぶつけてからだよね?最近部活にも来てないし…」


そう、3日前から部活を休んでいる。

学校にだけは来ているのは今までサボりすぎていたから出席するしかないのだ。


「あれの影響じゃないとは思うよ!」


「私が早く片付けておかなかったからだよね…ごめんね…」


あー本当にいい子だ!!!!!


興奮したらめまいがして来た…


「え!大丈夫!?保健室行かなきゃ!」


田中さんはオレの腕を支えて保健室まで付き添ってくれた。


そして次の授業が始まる頃に教室に戻って行き、それを見送るとオレは眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ