表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の異世界  作者: むーちょ
導入
1/6

リアルな夢と冴えない現実

ゲームのやり過ぎだろうか?


昨日見た夢はその世界のものだった。


だけど決して楽しいものじゃない。


自分の村が焼かれたのだった。


居るはずである大切な人達を探すが誰もいない。親や友達、恋人もいるかもしれない。


周りは熱い炎に包まれ困っていると男の声が聞こえる。


「お前らの血筋はここで終わらせる。全員これで終わりだ」


人の声というだけで安心して炎の先に飛び込んでしまった。


目の前には黒いローブを着て顔も見えない大きな男…それとおっさん…


「早く逃げなさいキース!!」


おっさんはそう言いながら指をさす。


オレはキースというのか。


あれ?なんで自分の名前を呼ばれて初めて自分の名前を知るんだ?


あーそうか夢だ。


夢に気づいた時、目覚めることもあるが夢を自分の意思で続けることもある。

そういう時は自分の思った通りの展開を作ることができる。


それは夢と現実の境目。


無意識の夢に意識が介入する。


面白い。せめて夢の中ではヒーローになろう。


そう思い剣を拾う。

当然、これは意識的に作り出した剣。

これでこの大男を切る!


「うおおおおおおお!」


ーーキンッーー


え、止められた?オレの夢なのに?


焦る…焦ることは焦るけど…どうせ夢(笑)


もう一度剣を振り下ろす。


しかし大男は見事にかわしオレの剣を遠くに弾き飛ばしてしまった。


え…勝てない系の夢?


なら逃げるか?


さっきおっさんが指差した方を見る。


すると何もなかったところに地下への階段ができる。


急いで走り階段を駆け下りると地下なのにとても明るい光が見える。


あそこに行けば遠い森にワープできることにしよう(笑)


そう思いながら光の中に入ると光に包まれ、ジェットコースターに乗った時のような内臓が浮く感覚が襲ってきた。


そして気がつくと森の中にいた。


これで逃げ切れた…でもあいつになんで勝てなかったんだろう…


もう一回奴に戦いを挑みたいけどきっとそろそろ学校の時間だ。


起きよう。


意識を現実に移しいつも置いている枕元のスマホを手に取り目をあける。


あー遅刻しそう…


なんかリアルな夢だったな…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ