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純粋な愛は人を狂わせる-ⅩⅤ

§-§-§


「ん……朝?」

チュンチュンと雀が窓辺で鳴いているので、綾はゆっくりと目を覚まし身体を起こした。

「あれ?私、着物の格好で寝てる。…どうして?」

綾は自分の姿を、マジマジと見つめた。

そして、昨日の事を思い出していた。

「えっと……私…昨日は…………。」


(…駄目だ…思い出せない)


「とりあえず、支度をしないと」

そして綾はゆっくりと立ち上がり、汚れた着物を新しいのに着替え、髪を梳かし紅い硝子玉が付いている簪に触れた。

「あれ?こんなもの、私の部屋にあったかしら?うーん…」


(覚えてないなぁ。それに…なんか、真っ赤で不気味だし…。捨てようかな)


そう思い、綾は簪をゴミ箱に捨てたのだった。

ゴミ箱の中には、紅く光る硝子玉が光に反射して光っていた。


「今日も一日、頑張らないとね」


そう言って、綾は階段を降り店の用意に取り掛かったのだった。



END

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