突撃!会社へGO!
…これはもしかしてゲームとかによくあるやつじゃないか?ほら、死んだ主人公が魂だけ別の人に乗り移る…みたいな…
そうか!そういうことか!
(田中はバカなのか、順応性も高かった…) 鈴木母「太郎!いい加減にしなさい!」
俺(ここは鈴木太郎として生きていくのも面白いか…死んだままよりマシだ、肉体があればゲームもできるし)
俺「はーい、ママー、起きるよー!」
鈴木母「あなたどうしたの?いきなりママなんて…」
俺「ごめんごめん、ちょっと呼んでみただけさ、お袋」
鈴木母「さっきからあなた変ね…」
俺(くそ!元の鈴木は母親を何と呼んでいたんだ!)
俺「どう呼べばいい?」
鈴木母「何故そんな事を言うのか分からないけど…前みたいにお母ちゃまリンでいいわよ♪」
俺(どうやら鈴木はマザコンだったようだ…)
俺「お母ちゃまリン、ご飯まだ?」
鈴木母「…それよりあなた、会社は行かなくていいの?」
俺「ハッ!そうか!行ってきます!お母ちゃまリン!」
鈴木母「行ってらっしゃい、タロタロリン♪」
俺は「タロタロリン」と気持ち悪い名前で呼ばれたのを適当に流してスーツに着替え、靴を履き、家を出た…
俺「さあ!行くぞ…ってうおおおおおおおおお!」
引きこもりニートにとって、日差しはとてもきついものだった…
第2話 完
会社は辛い