505 創造神の陰謀(笑)
今回、説明回なので、短いです。
昨夜のことである。
創造神ライゼンは神界でリョウの様子を見ていた。
鏡スマホの画面には、辺境伯邸のサロンの様子が映っている。
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『聖女マーティア様です』
『『『『『 えええええ~~~~っ??!! 』』』』』
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「ふむ・・・、これは面白いことになったのう・・・」
とても悪い笑顔を浮かべるライゼンであった。
その翌朝、まだ暗いうちに聖女マーティアの寝室にナミカが転移してきた。
(おっ?!聖魔法の結界っスか、さすがっスね。まあ、私には
無効っスけど)
などと思いながら寝ているマーティアに近づく。
「おっはようございま~~す」
TVの寝起きドッキリみたいなノリでマーティアに話しかけるナミカ。
「ちょっと早いけど、朝っスよ~~~。起きるッスよ~~~」
「え・・・?!あっ!ナミカ様?!!」
一瞬、防御態勢をとろうとしたが、ナミカだとわかり、ゆっくりと
起き上がるマーティア。
「朝早くから申し訳ないッス。いい話を持って来たッスよ」
「いい話??!」
「そそっ、というわけで、今日はこうして欲しいッス」
ナミカはライゼンの計画をマーティアに伝えるのであった。
「マーティア様、本当に大丈夫なのですか?!」
心配そうにコリーヌが言う。
「そうだぞ!いくら神託だと言っても一日中祈祷室にこもるなんて!」
グレイシアも心配する。
「ちゃんと飲み物や食べ物も用意していますから大丈夫ですよ」
マーティアは、手に持った収納バッグを示す。
飲み物や食べ物だけではなく、一般人に見せかけるための服や
お金なども入っているが。
「私が出てくるまで絶対に誰もここには入らせないように」
念を押すマーティアにうなずく2人。
「では、後を頼みますね」
そう言って祈祷室に入ったマーティアはいつものように祈りを捧げ、
神界へと移動する。
そして、神界で創造神から説明を受け、ガリアの教会へと転移するのであった。




