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293 イチャイチャ

しばらく更新をお休みします。

今月中には再開する予定です。

「え?!一緒に来ないの?!!」

驚くリョウ。


リョウとグレイシアはベッドでイチャイチャしながら話をしていた。

いわゆる『ピロートーク』というやつである。


リョウが王都を出るとき、グレイシアもジュリアと一緒に付いて来ると

ばかり思っていたのだが、グレイシアから

教会ここに残る』

と打ち明けられたのだ。


「いろいろと考えたんだが、リョウに付いて行くよりこっちにいたほうが

役にたてると判断したんだ。マー様には恩もあるしな」

表向きの理由を言うグレイシア。


本当の理由は彼女の産まれである。

南方の狩猟部族の出身である彼女たちは表立って迫害まではされないが

下に見られる傾向がある。


リョウの話によれば、これから貴族と会うことも多いはずだ。

一般人にさえ忌避きひされることが多いのに貴族はもっとひどいだろう。

もちろん、リョウはそんなことを気にしないだろうが、そのために

トラブルが起きるかもしれない。

そんなことでリョウに迷惑はかけたくないと考えたのだ。


もっとも、一番の理由は、教会にいる方が自分が気楽だからであるが。


「あの姫様のこともあるし、リョウにはジュリアがいれば大丈夫だろう?!」


ブレンダに普通に接することが出来ているのはリョウとジュリアが

いなくなれば、グレイシアの他にはマーティアとコリーヌしかいない。


「ということだから、リョウ!」

ガバッと起き上がるグレイシア。


現在、2人はベッドに横たわり全裸に毛布をかけただけの状態だったので、

毛布がはだけておっぱいぷるりんである。

もっとも、あんなことやこんなことをした後なのでグレイシアも今更、

恥ずかしがらない。

というか元からそんなに恥ずかしがっていないが。


「料理やお菓子を作り置きしておいてくれ」


「そっちか~~~い?!!」

ぼふっ

ツッコみながら枕に顔をうずめるリョウ。


「あははは・・・」

笑いながらリョウにおおかぶさるグレイシア。

そして、耳元でささやく。

「・・・早く帰ってきてくれよ・・・元気でな・・・」


「ああ・・・」

そう言ってリョウは体勢を入れ替えグレイシアを抱きしめグレイシアの

顔を見つめる。

「皆を頼む・・・」


そして、唇を重ねあった2人はまたイチャイチャするのであった。




「う~~~~~~・・・」


「ジュリア、どうしたの?」

マーティアが聞く。


「いえ、何でもありません」

そう答えたジュリアだが・・・


(イチャイチャイチャイチャイチャイチャ・・・・・しやがってぇ~!!

キ~~~~!!!)

リョウとグレイシアの会話を聞いてイラついていた。


グレイシアに『リョウに同行しない』と言われたときはビックリしたが、

理由を聞いて素直に護衛を代わった・・・


のはいいが、気になってつい聴覚強化スキルフルパワーで聞いて

しまったのが間違いだった。


今更、邪魔しに行くわけにもいかない。


それなら聞かなければいいじゃないかということになるが、

興味のほうが上回ってそうもいかない。


とりあえず、このイライラとムラムラは、明日リョウに責任を

とってもらうことにしたジュリアであった。

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