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186 リオン隊長

すみませんが、更新はしばらく中止させていただきます。

再開は未定で、数ヶ月先になるかもしれませんので、

のんびりお待ちいただけると嬉しいです。

どぉーーーーーーーーーん!!!


山の斜面にある岩場に爆発音がこだまする。


「ぐはぁ!」

ふっとぶ護衛隊長。


「リオンさん、大丈夫ですか?!」

リョウが駆け寄ってヒールする。

護衛隊長の名前はリオンというそうだ。


「くそっ!もう一度だ!!」

くやしそうに叫ぶリオン隊長。





ボムリザードの狩りは、予定どおりうまくいっていた。


馬車では目的地に入れないため、御者の護衛に神殿騎士を残し、

他の者たちで山に入った。


狩りにおいて一番難しいのは獲物を見つけることであるが、リョウたちに

とってそれは何でもなかった。


山には生物が多く、サーチの反応でボムリザードをすぐに区別することは

出来なかったが、疑わしい反応を見つけたらジュリアの視覚強化スキルで

確認すればいいのだ。


そして、ボムリザードの反応の特徴をつかめば、確認の必要はなくなる。

あとは、狩るだけである。


その狩りにしても、グレイシアとリオン隊長に牽制(けんせい)してもらい、

リョウの剛斬丸の一撃で首を落とすというパターンで危なげなくやっていた。


ちなみに、ボムリザードに下手に傷をつけないように、グレイシアは

用意していた2mほどの丈夫な棒を、護衛隊長は槍の石突(いしづき)(刃の

ついている穂先(ほさき)の反対側)の方を使っている。


そして5匹狩ったときに、リオン隊長が自分にも狩らせてくれと申し出た。


フランツの孫たちに言われたこともあるが、1人の武人としてリョウに

負けたくないという気持ちが強いようだ。


彼の武器は槍なので、一撃で心臓を貫くしかないが背中側の鱗は固いので、

狙うなら腹側からだ。


リョウの狩ったボムリザードの腹を裂いて、心臓の位置を確認する。


「骨が邪魔ですね・・・」

リョウがそう言うが、もともと肋骨や胸骨は心臓や肺などを守るために

あるのだから当たり前である。


「この角度でこの深さまで突かないといけないか・・・」

肋骨の間を抜いて心臓に当たる角度を確かめるリオン隊長。


「出来ますか?」

心配して言ったリョウだが、


「『出来るか?』だと!俺を誰だと思っている?!!」

結果的に挑発と受け取られ、リオン隊長に、意地を張らせることに

なってしまった。


そして、リョウとグレイシアが牽制(けんせい)役として狩りを再開

したのであるが、腹側から心臓を突くチャンスなどなかなかない。


ボムリザードがジャンプしてグレイシアに飛び掛った瞬間を狙った

リオン隊長であったが、結果は冒頭のとおり失敗であった。


どぉーーーーーーーーーん!!!

ちゅどーーーーーーーーーん!!!


さらに2回失敗。

3度目などは、爆発音までボケをかましているようにさえ聞こえた。

たぶん、気のせいであるが。


そして、マーティアもさすがにもう止めようと声をかけようとしたとき、

ヤツが現れたのであった。

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