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159 伯爵はドワーフ酒がお好き

今回、少し短いです。


あと、しばらく更新が不定期になると思いますので

あしからず。

どうにも雰囲気が悪いので何とかしないとと思ったマルティナは

ジャスティンの好物を話題にする。


「そういえば、ガリア領ではドワーフ酒を製造販売する予定だそうね?」


「何?!ドワーフ酒!!」

ジャスティン伯爵、目の色が変わる。

「リョウ!それは本当なのか?!」


「はい、試作が済んだので量産するための施設を作り始めているはずです。

数ヶ月後には市販される予定ですが」

リョウが答える。


この世界、土魔法があるので、建物そのものは少し特殊だが問題なく作れる

だろう。

問題は蒸留器の大型化である。

ガラントと弟子のケントだけでは到底無理だ。

他の鍛冶屋の協力を得られただろうか?


「どこから製法が・・・、君か?!」


「ええ、私の国では普通に作られていて、蒸留酒と呼ばれています。

原材料や製法によって、ウイスキー、ブランデー、ラム、焼酎などに

種類が分かれますが、今回はウイスキーを作っています」


「そ、その製法をうちにも・・・?!」


「それは無理です」

きっぱりと断るリョウ。


「そうか・・・、うん、・・・」

がっかりしながらもあきらめきれない様子のジャスティン。


「ただ、試作品なら持ってますので、試飲しま・・・」


「あるのか!」

食いぎみに聞くジャスティン。


「差し上げるほどはありませんが、ここで飲むぐらいなら・・・」

ジャシュティンの迫力に、ちょっとひきながら言うリョウ。


「リョウ様、私も飲みたいですわ」

とレイチェル。


「私の分もお願いします」

マルティナも参加してきた。


「そうですね・・・」

普通に提供するだけでは面白くないと思ったリョウは少し考えて言う。

「作業用にテーブルを用意していただけませんか?」


「「作業用?」」

マルティナ・レイチェル母娘がハモりながら言う。


「まあ、いいだろう。用意しなさい」

ジャスティンがメイドに言う。


そして、テーブルが用意された。


(やったことないけど、まあ大丈夫だよね)


パフォーマンスの始まりである。

お酒のパフォーマンスといえば、アレですね。

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