表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/520

10 戦闘終了

3匹目のオーガは馬車を警護する護衛たちと戦っていた。

しかし、他の2匹がやられたのに気づいたのか、リョウのほうに

向きを変え咆哮をあげ、棍棒を振りかぶって突進してきた。


棍棒の間合いに入る少し前でサイドステップをして

フェイントをかけるリョウ。

見事にフェイントにひっかかったオーガの棍棒が

空振りをして地面を叩く。

前のめりの姿勢になって頭の位置が低くなったオーガ。

リョウは踏み込み、剛斬丸でオーガの首をはねる。


「「「お~~・・・」」」

馬車を守ってオーガと戦っていた者たちから、声がもれる。

「あとはゴブリンだけです、もう少しがんばってください」

リョウが大声で叫ぶ。

「助勢、感謝する!」

リーダーらしい40歳ほどの男が答えて叫ぶ。

そして、5分ほどで逃げたもの以外のゴブリンは全て倒された。


------------------------------------------


「3匹とも一太刀か。たいしたもんじゃ」

鏡スマホ(仮)を見ていたライゼンが感心する。

ちなみに、鏡スマホ(仮)は他の2人にも見やすいように

30インチのテレビほどに拡大されていた。


「まあ、あれだけ鍛えたからな、ごく当然だ」

などと言いながら、グラダインも嬉しそうだ。


「でも、初めての戦いで、よくあれだけ実力が発揮できたッスね?!」

ナミカが言うように、リョウはひるむ様子やあわてることもなく

落ち着いて戦っていた。


「ああ、あいつの頭をつかんだときに、プチバーサークを

かけておいた。」

答えるグラダイン。

「さすがに、精神的にキツイと思ったから、ちょっと好戦的になるやつだ」


モンスターの集団の真ん中に放り出すこともしなかったし、

言動は荒っぽいが、わりときちんとリョウのことを考えているようだ。

「ただ、もうそろそろ効果が切れるんだが、どうなるかな?!」


------------------------------------------


戦いが終って、あたりを見回すリョウ。

そして、プチバーサークが切れたとたんに

彼は周りの光景と血の匂いにむせて・・・嘔吐した。

書き溜めできたので、もうしばらく連日投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ