町の冒険者ギルド
列に並んでついに自分の番が来ると。
大地「すいません。身分証を失くしてしまったんですけど入ることができますかね?」
兵士「身分証を持っていないならこの水晶玉に手をおいて犯罪歴がないか確かめるから手をおきな。」
大地「はい。」
水晶玉に手を置くと水晶玉が光出していた。するとカードのような物が出てきて兵士がカードを確認すると。
兵士「犯罪歴がないようなので中に入れる。
冒険者ギルド、商人ギルド、魔導士ギルドのどれかに入って身分証をもらわないと出入りする時めんどくさいからとってこいよ!」
大地「ありがとうございました。」
兵士「では、身分証のことを合わせて1000G です。」
大地は袋の中の銀貨を一枚差し出した。この世界では鉄貨=1G
銅貨=10G
大銅貨=100G
銀貨=1000G
大銀貨=10000G
金貨=100000G
大金貨=1000000G
白金貨=10000000G
となっている。
まずは、冒険者ギルドに登録して身分証を手に入れないとなぁ。でもどこにあるのかあそこの雑貨屋で聞いてみよう。
大地「すいません。冒険者ギルドに行きたいんですけどどちらにありますか?」
婆さん「なんだい店に来たのに何も買わないのかい?」
大地「すいません。では干し肉とそこにあるカバンをください。」
婆さん「冒険者ギルドだったねえ。冒険者ギルドならそこの突き当たりを右に行けばすぐに見えて来るよ。」
大地「ありがとうございました。」
婆さん「いいよ。この店はメルク商店て言うんだ。もちろん私の名前もメルクだよ。これからご贔屓に。」
大地「はい。これから何かあったらここに来ます。」
買ったカバンに干し肉を入れて商店を後にした。しばらくすると大きな建物が見えた。
中に入って見ると中は酒場兼依頼の受付ボードには依頼内容か書かれた紙が数十枚ずつランク分けて貼ってあった。とりあえず受付に行こう。
受付嬢「今日はどういった御用でしょう。」
大地「冒険者登録しに来ました。
受付嬢「冒険者登録ですね。では、これに名前、年齢、どんな武器を使うのかを書いてください。」
大地「あの武器というのは?」
受付嬢「はい。ランクが上がっていくと討伐依頼や危険な場所の探索などを行ってもらいます。それなので何か扱える武器を決めておいてください。」
名前ダイチ
年齢16歳
扱える武器剣
と書いておこう。
大地「かけました。」
受付嬢「では、この水晶玉に触れてください。あなたのギルドカードが出てくるはずです。」
受付嬢「ギルドカードは、自己の能力、スキル、固有スキル、称号などが分かるようにカード化したものです。」
なんだか、昔やっていたRPGのゲームみたいだなぁ。まあ、とりあえず水晶玉に手で触れてみた。
一枚のカードが出てきた!
名前ダイチ ランクG
性別 男
HP50
MP20
LV 1
腕力 15
知力 20
素早さ20
防御力20
スキル 鑑定LV1(0/4)
固有スキル 能力強奪and譲渡
とカードに表示されていた。
とりあえず鑑定のスキルを使ってみよう。
鑑定
視認した生物やもののステータスを見ることができる。
早速鑑定で、自己の能力強奪and譲渡の固有スキルを見てみると。
能力強奪and譲渡
触れた生物の腕力、知力、素早さ、物理防御力、魔法防御力、HP、MPの中から3つ自由に選んですべて自己の能力に加える。ただし、一つの個体には1時間たたないと再び使えない。
触れた生物のスキル、固有スキルの中から3つまで自由に奪うことができる。ただし、一つの個体には1時間たたないと再び使えない。
生物に自己の能力、スキルを与えることができる。
これは強い固有スキルだ。
受付嬢「では、ギルドカードも発行しました。あなたは、いまGランクなので一つ上のFランクまでの依頼が受けられます。」
大地「ありがとうございました。」
受付嬢「あ、言い忘れていましたね私は、リサと言います。」
大地「よろしくお願いします。リサさん!」
リサ「ではギルドの説明をさせてもらいます。」
ギルドのランクは、G,F,E,D,C,B,A,S,SS,SSSの順に上がる仕組み。Aランク以上に昇格したいは、ギルド本部に行かないとダメらしい。
ギルドがある町に魔物が襲って来たらギルドが緊急依頼を出してその襲われる町に所属している冒険者はその依頼を全員受けなければならないこと。受けなければギルドカードを没収してギルドのブラックリストに乗る。
ギルド内での争い事は、ギルドは無干渉であること。
依頼で、死んでも自己責任であること。
などを教えてもらった。
リサ「以上です。」
大地「ありがとうございました。」