草原から町へ
さっきまで教室にいたはずなのにここはどこだ。
見渡して見るとあたり一面草原で、見たことがない羊のような生き物が草を食べているどうやら草食動物らしい。
大地「まあとりあえず周りには肉食の動物がいないみたいだし座って考えよう。」
まず考えよう。
地球にあんな生物いるのか?
いや、あんな生物は地球には存在しない。
ということは、地球とは違う星はたまた異世界なんにしろどこだかわからない。
大地「とりあえず人が居ないか探してみるか。」
しばらく歩いていると人との叫び声かしたのでそ方角に向かった。
荷馬車を護衛している人たちと盗賊達が争っているようだ。
盗賊「金目のものをおいていきな!」
盗賊達に取り囲まれている護衛の方が圧倒的に数が少ない心配して離れたところから見ていると。
護衛A「あいにくこちら依頼でねえ。あんたらに渡すものはないよ!」
護衛B「そうだな。みんな盗賊をかたずけるぞ!」
残り2人の護衛が剣を構えて盗賊達と対峙する。
馬車の両わきに2人ずつつき馬車を守る。4人のうち1人が剣ではなく杖を持っている。そう思っていると。
護衛A「俺が、前に出るから後方支援頼むな。カイル。」
どうやらあの人はカイルという人らしい。
カイル「まあまかせといて。イグナ」
イグナが前に出て何人か抑えていると。カイルが後ろでなにやら唱えている。するとカイルの頭上に火の玉が生まれた。
カイル「ファイアーボール!!」
火の玉が盗賊達に向かって飛んで行く。
盗賊達「「「「ギャアー」」」
悲鳴を上げながら燃えて倒れて行く。距離をとって見ている大地は、
大地「スゲー。まさにファンタジ〜だ。あれって魔法だよな。」
大地は、昔こういうファンタジー世界に憧れていた。現実にはないものと今まで思っていたけど。
大地「俺も魔法使ってみたいな。あの人たちの後を追いていたけばおそらく町がある。」
そう思って、盗賊達負けてしまえーと心の中で護衛達を応援していた。
しばらくたつと盗賊達も不利だだと考えその場から引いていく。
盗賊「勝てない!野郎共引くぞ〜」
その盗賊の合図で盗賊達が引いて行った。
その後馬車は、進みだした。
大地「あ!やべえ!後を追わないと!」
途中逃げながら息絶えていた盗賊が腰に袋のような物があったので中を見てみると中には、金貨3枚銀貨2枚銅貨3枚が入っていた。
大地「これは、この世界のお金だろう必要になるかもしれないからもらっておこう。とりあえず馬車を追って行こう。」
馬車を追ってしばらくすると前方に町が見えてきた。
大地「はあ。やっとついたかぁーまじ馬車を追うの大変だなぁ。」
町を見ると門のあたりに人が並んでいる。身分証確認していた。
大地「身分証確認か。ないと入れないのかなぁ。お?」
良く見ていると、身分証がない人が兵士に何か言っているぞ。兵士がその後水晶玉を持ち出して水晶玉に身分証を持っていない人が手を触れてすんなり通ったみたいだ。
大地「これは身分証なしでも大丈夫だな。」
大地は、そう思って列の最後尾に並んだ。