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「警部」

 西暦2030年、世界は2025年代のグローバリズムの蔓延で、グローバリストのプロパガンダによって生み出された凶悪なリベラリズムに精神汚染された旧人類と、地球の次元上昇により精神覚醒した新人類との間の、絶え間ない紛争によって世界は分断することになり、第三次世界大戦を誘発することなった。

 そこに日本が参戦してから、戦局は大きく新人類側に傾いた。

 10年戦争後、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国内では左派系市民(旧人類)との紛争を避けるため、アラスカを含める北極圏内に温帯地域化テラフォーミングともいうべき、超巨大な射光保温ドームを建設し、その内部にAIで管理された大規模スマートシティを数多く建設した。
 そこを、左派(旧人類)市民の居住区として設定し、数百万人規模の移民政策を実行している。

 第三世界と呼ばれたアフリカ大陸には、日本を中心とした、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国が、インフラ整備に巨額の設備投資を行い、高速道路網、鉄道網、高速鉄道網が建設され、沿岸部の港湾開発も急ピッチで進められている。

 ブリックス諸国は自国の資本で、自国のインフラ整備に投資して、独自の発展を迎えているが、技術的には、やりはり日本を中心とした、北アメリカやヨーロッパなどの先進諸国が支援する格好になっている・

 グローバル資本による巨大複合巨大企業群は、株主資本主義に傾倒しすぎて、効率を偏重し、短期収益性に特化しすぎて、左派のメディア群を失ったこともあり、顧客に対する偽の環境持続性プロパガンダに失敗して、真の環境持続性を失い、日本人起業家が提唱、推進してきた、公益資本主義に、一部、経営方針を、宗旨替えする企業群は除いて、残りは、すべて自然淘汰的に瓦解した。

 公益資本主義企業群は地域に特化する性質上、グローバル化のような資本の肥大化はないものの、それぞれの地域で、適性に応じた発展を遂げている。

 西暦2065年現在、日本国では就業人口の約六割が海外に出向、あるいは出張している状況である。そのような状況下で、皇居を含めた首都機能は京都に移行された、元首都東京、旧市街、そこで展開される犯罪に立ち向かう、公安警察、警部の私と、部下の霞君の物語。
「警部」の物語を今から語ろうと思う。
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