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クリスマス前の思い出

 シュトーレンの美味しい季節になりました(いや、その言葉はおかしいやろ……)。


 普段なら、「クリスマスなんぞどうでもいいわ!」と、恨みがましく呟くところですが、今年はなんかクリスマスっぽいことをしてみようという気になり、某メーカーのシュトーレンを買ってみました。ドライフルーツたっぷりで、大変美味しいです。


 もうずーっと前の事になるのですが、クリスマスプディングを作ってみたことがあります。

 シュトーレンはドイツのクリスマスシーズンのお菓子ですが、クリスマスプディングはイギリスのクリスマスシーズンのお菓子です。プラムプディングと呼ばれることもあるようです。

 クリスマスプディングはシュトーレンと同じく、ドライフルーツを使ったお菓子です。クリスマス迄、時間をかけて少しずつ切り分けながら家族で食べます。ここだけ聞くとシュトーレンとの違いはあまりないように思えるかもしれませんが、結構違いがあるのですよ。まず、見た目からして大きく違います。


 ゴロンとした直方体のようなパウンドケーキ型のシュトーレンに対し、クリスマスプディングは所謂ホールケーキ型。周りに粉糖も掛かっていません。材料に生パン粉を使ったり、製造過程もパンのように焼くシュトーレンと違って蒸し焼きにするのです。食べる時もソースをかけたり、ブランデーなんかでフランベして食べるのが本場式のようで。私は何もかけたりせず、本来は何日もかけて食べるところを、作ったのが自分という事があって衛生的に全く信用できず二日程度で食べきりました。

 兎に角、シュトーレンもクリスマスプディングも、日本で言えばお正月のおせち料理と同じ様に手の込んだ食べ物です。


 ……そうなんですよ。手が込んでるのです。ぶっちゃけ、作るの面倒臭かった……! しかも、別にそこまでして食べる様な味でも無くて……いえ、これに関しては私の腕前がヘッポコだっただけで、本物はちゃんとおいしいのですよ? けど、不味くはないけど期待してたほどおいしくない、しかもそれを拵えたのは自分という拷問をクリスマスまで経験するのは、もう嫌なの!

 多分、もう二度と作らない……。


 ……と、誓いもあらたに、買って来た美味しいシュトーレンを食べているのです。

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