好物は人と被らない方がいい
刺身の妻として添えられている海藻って、美味しくないですか? 何ならお刺身より好きなのです。もう、あれだけむしゃむしゃ食べたい……!
なんか、あれを残す方も多いようですね。なんででしょう……お刺身の生臭さが移っていてイヤなのでしょうか?? それはちょっと分かりますね……。
ですが、もし食べないことに特に理由がないなら、是非食べてみてください。美味しいですよ。主役(お刺身)を盛り立てる脇役(海藻)こそ、いい味を出しているというものです。
そんな名脇役の海藻類、よく見かけるのはトサカノリ、オゴノリ、マフノリでしょうか。
トサカノリはその名の通り、赤くて鶏のとさかの様な形状をした海藻です。コリコリしていて食感が良いですね。マフノリは同じく赤くて、二又分枝であることが物凄くよく分かる形をしているのが可愛いのです。オゴノリは緑色のもさもさしたやつで、ちょっとオカヒジキに似てますかね……私の中のベスト・オブ・刺身の妻です。お腹いっぱいになるまで食べてみたい。けど、毒性を持つこともある様なので、海岸で見掛けても拾い食いはno! なのです。
ところで、先程は「是非食べてみてください」と書きましたが、皆さんが食べない前提であるのは、個人的には大助かりなのです……ふふふ……だって、トレードを持ちかけ易いのですよ!
「こっちのお刺身とそっちの海藻を交換していただけまいか?」
とお願いして、これまで断られたことがありません。何なら、相手に感謝されたりします。これぞ「win-win」の関係。誰も損しないのです。
あっ、けど、もし「刺身の妻が好きになりました!」みたいな方が増えたら、妻の奪い合いになっちゃうかもですね。しかも、「妻の奪い合い」って……なんか不穏なカンジの言葉ですね……。
……と、お刺身の妻にもならないようなことを考えている内に、今日という日が終わってしまうのです。ああ、不毛……。




