現在の推し哺乳類
本日もネタがないのを幸いに、折角ですから(?)、私の最近の推し哺乳類について語らせていただければなーと思います。最近の、と書きましたように、所謂「にわか」でございますので学術的な内容ではございませんが、もしよろしければお付き合いくださいませ。
皆様は「ハネオツパイ」という生き物をご存じでしょうか? 登木目(ツパイ目)の一種で、「登木」の名の通りほぼ樹上生活です。ツパイの中でもハネオツパイ科は他のツパイ科とは独立していて、この子のみで形成されています。掌に乗りそうなくらい小さいですが、我々霊長目とは結構近縁です。栗鼠と鼬とモモンガを足しっぱなしにしたみたいな顔立ち、ハネオの名の通り細い尻尾の先の左右に鳥のフェザーのように毛が生えているのがお洒落さんで、大変可愛いのですよ!
ツパイ目の中で唯一の夜行性だったり、かなり思い切った育児方法だったりと、ツパイの中ではちょっと不思議ちゃん枠かもしれません。
そんな不思議ちゃん枠の彼等の特徴の最たるもの、それは「常に飲酒している」こと! 彼等は、あるヤシの花の蜜を主食にしています……主食と言うか、殆どこれしか口にしないのだそうです。で、この蜜というのが、自家発酵していて常に数パーセントのアルコールを含んでいるのです。大体ライトビールくらいのアルコール含有量でしょうか。酒飲みながら樹上を飛び回っている様なものですが、彼等のちっちゃなボディはアルコール分解に特化しているようですから、全然平気! ハネオちゃんは決して酩酊状態に陥りません。人間のように酔った勢いで木に登って落っこちるなんて失態は犯さないわけです。
可愛いくてアルコールに強くて夜行性……なんか、夜の繁華街にお勤めしていそう……。
ところで、彼等がどのようにアルコールを分解しているのか、何故そんな食性になったのかは、まだ明らかになってはいないそうです。先に書いたように彼等と我々は比較的近縁ですから、ハネオちゃんの秘密が明らかになれば、人間とアルコールとの関係性についても明らかになるってスンポーです。彼等のアルコール分解の仕組みが解明されれば、もしかしたらヨッパライという存在は居なくなるかもしれません。
……ちょっと思ったのですけど、本当にハネオツパイって、酔ってないのですかね……いや、酔ってる人って「大丈夫大丈夫、まだ酔ってないから!」とか言いません? 案外しっかりした足取りでお会計も「あ、ポイント溜めたいから、此処は自分が払ってもいい?」と率先して払ってくれたりするのに、翌日になって「昨夜飲み代払ったっけ……?」と不安そうに聞いてきたり。ちゃんと払ってくれたし、何なら他の酔っぱらいの世話までしてくれてたよ! ってタイプ、いますよね。ハネオちゃんも、もしかしたらそういうタイプってことはないでしょうか。アルコールを含んだものを食べ続けているなら、シラフと呼ばれる状態と比べようがないだろうし……本当の所はどうなんでしょう?? あと、人間年齢で言ったら何歳くらいで、栄養摂取を乳から花の蜜、というか、アルコールに切り替えるのでしょう。
そんなわけで、今日も推し哺乳類のことで頭がいっぱいです。はあ、不思議可愛い……「ハネオツパイ」という表記も「羽根尾ツパイ」なのに、一瞬「跳ねオッパイ」に見えてしまって、ドキッとしますよね(そんなのはお前だけやろとセルフツッコミ)。




