第3話 少女の過去②
まず、母は今より妹を優先するようになった
今思えば、妹も私と関わろうとしてくれていたのかもしれないけれど、私から妹に関わらろうとしなかったせいで、妹との溝は深くなっていった
一方学校では、とある子と仲良くしていた
友達が少ない私と話してくれる唯一の友達、らんちゃんこと、和撫黄蘭子だ。
らんちゃんは私と昼休みによく、話してくれた
らんちゃんは可愛くて、友達が多い、自慢の友達だった
でも、あの日
私はらんちゃんに裏切られた
その少し前から私は嫌がらせを受けていた
と言っても、上履きを隠されたり、陰口を私の目の前で言われる程度の小学生がやりそうなことだったから、ある程度、受け流していた
そんな私をらんちゃんは励ましてくれた
すごく嬉しかった
でも、ある日、らんちゃんが私に対しての嫌がらせの首謀者だと、噂で聞いてしまった
私はどうしても確かめたくなって、そのことをらんちゃんに聞いた
「ねぇ、あの噂ってほんと?」
ただの噂だと思った
嘘だと本人の口から聞きたかった
嘘だと言って欲しかった
「そうだよ♡」
私はその言葉を聞いて、絶句した
「うそ、だよね…?」
信頼してた友達がいじめの首謀者だなんて
その時のらんちゃんの今までで一番の笑顔が、今でも忘れられない
その後、どうやって家に帰ったか分からない
ただ、どうしていいか分からなかった
その日から、嫌がらせは酷くなっていった
どうしても信じたくなくて、何回からんちゃんに話しかけた
でも、どんな時も無視、無視、無視
先生も取り合ってはくれず、「どうせ喧嘩でしょ」と
何もしてはくれなかった
私の心は、更に締め付けられていった───




