魔女一部集合
出るつもりのなかった3章
ある書館にて。
静寂に包まれた空間に二つの話し声が聞こえる。
「…と……して、こうならどうです!?」
「残念、失敗。」
「あー!もう253回目ですよ!いい加減成功したらどうなんですか!」
「確率0.0035%よ。気長に行く方がいい…。」
ミネとシルアだ。
おそらく何かの実験をしている。
「これ本当にうまく行くんですかね…。」
「さあ?理論上行けるならいつかいけるわ。」
「下振れたら無理ですよ…。」
ミネは割と疲れている。
普通に一回でも時間かかる。
流石にぶっ通しでこれしてたらキツイ。
もう三年たってるのに。
逆に運動能力最下位のシルアが何故かまだ元気である。
曰く、待つことは得意だから。
役二万七千年かかったとある検証と比べたら楽。
「ていうかそろそろこれも一時中断しないといけないですよ。」
「あれ?何故?」
なんかあったっけ。
「いや、そろそろアレです。“概成研究会”がある筈ですよ。」
「あ、そっか。」
“概成研究会”。
数多の物語を挟む世界群から様々な者たちが集まりソレを探求する集まり。
開催自体が結構珍しいからそれなりの大規模イベントになる。
百単位で集まる事もしばしば。
当然研究や探求をする二人は毎回参加するぐらいには楽しんでる。
割とこのタッグは結構強くてイベントも基本上位にいたり。
最古の魔女の知恵組だ。
そして知恵組はもう一人いる。
「ども。私が来た!お、何やってるの?」
空間が歪み、歩いてきた者。
新たにやって来たのは黒髪の少女、リセだ。
「あ、久しぶりですね。ちょっと新概念を帯びた変異原子を研究中で。」
「ん?これ配列めちゃくちゃやんけ。こんなのが新しいやつ?」
「違う。そこから創るの。」
「あー。成程配合してまた変異させるのか。」
「そ、合計十二回の合成で出来るのだけれど、確率がね…。」
「うわこれ苦行だ。」
「まあまだマシな方でしょ。」
「てか多分これ4回目の合成に秘神元素の変式入れたら?」
「それやったです。溶けました。」
「あ、そう。」
知恵組の会話に付いていけない。
何をゆーとるんじゃ。
「てか、そろそろ例の会だけど。またいつも通りの二人なの?」
リセが聞く。
大体常勝組だからね。
重要。
「あーまあそうですが…。」
「今回は別の奴も入れる。」
「へぇー。」
「因みにリセは?」
リセは微妙な表情をした。
「ぼっちにいるわけないょ。」
「アッ…ごめん。」
仕方無いので現地で適当に捕まえるかまたお一人研究になりそう。
どうせ不定期
次は一年後かな?




