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サポート課へ再就職しました  作者: 晩冬の小石
第1章 再就職
3/7

#3 いよいよ職場へ

週に1〜2話は投稿したいと思ってます!

やぁ、みんな。俺だ。特にイベントも無かった移動時間は割愛して、現在地はMDS日本支部サポート課がある建屋の2階だ。厳密に言うと配属先の部屋の前で立ち止まってる。

というのも本日からサポート課魔物調査室現地班に所属する筈だったのだが…


「扉の上の表示板にはサポート課開発室特殊装備班…と」


どうやら手違いがあったらしい。こっちが本当の配属場所だと受付で聞いた。

それにしても特殊装備班とはな…。変わり者が多い言われる開発室の中でも、とびっきりの才能と変人度を誇る癖者職員を集めたチームだと昔先輩に聞いた事がある


「どうしたもんかな」


どうしたもこうしたも配属先は変わらないが。

しかし特装班かぁ…上手く馴染めるかな、俺。

自慢じゃ無いがここ三年は人付き合いも少なくて、まともにコミュニケーションを取ったのは先生達に質問する時くらいだ。そんな俺が癖者職員達とコミュニケーションを取れるのだろうか…


「…ここで立ちすくんで居ても仕方ない…か」


久々に気合い入れるか。両頬を思いっきり両手で叩く。

…久々にやったけど痛い…。よくこんなのやってたな、昔の俺


「…ふぅ。男は度胸!」


深呼吸してから認証機器にリング型携帯端末を翳す。これでもう後戻りは出来ないぞ。ピピっと認証音が鳴り、ロックが解除されて扉が開く


「失礼します。本日より配属になりました、鬼柳(きりゅう)…で…す」

「…んぁ…あっ……そこっ…」

「ここですかっ。ここが良いんですね!?」


衝撃の光景を目にして最後の方は言い淀んでしまった。

初めは良かったんだ、部屋の奥で宙に浮く巨大な半透明なディスプレイを見ていたからな。途中で動く物が目の端に見えて其方に目を向けてしまった。そこには上半身裸の女性がソファにうつ伏せになっていて、お尻の上には少女が跨り背中へ手技療法…所謂マッサージを行っていた。ソファの前にある机には下着やら衣服が乱雑に置かれている


「…あ、あの!」

「ぁん……あら…?」

「うひゃあ!?ど、どちら様でしょうか!」


どういう状況なのか分からないが、気づいてなさそうだったので、とりあえず声をかけてみた。

マッサージを行っていた少女は飛び上がって慌てて乱れた衣服を整えている。うつ伏せだった女性は上半身を起こして、ソファに座り直し…ちょっ…見えてる!前!前を隠してくれ!…ってなんだその禁断の果実は!?思わず吸い寄せられる目を必死で逸らす


「コラ!マユさん。その無駄な脂肪の塊をしまいなさい!今日は新人が来るんだから」

「は、班長!」


必死の抵抗をしていると右にある部屋の一つの扉が開いて、赤い長髪の女性が現れた。

少女の言葉からここの班長だと分かった。つまり癖者達を統括する我が上司だな。だが一つ訂正させて欲しい。無駄では無いぞ!


「んぁ…。何だよ、騒がしいな。人が折角マユさんの声を子守唄にして寝てたってのによぉ」


ソファの裏から男性が顔を覗かせて、顔に乗せてたであろう雑誌を手で押さえながら眠たげな目を向けてくる

…あの艶のある声を子守唄に!?

男性の発言に驚愕していると赤髪の女性からの視線を感じて、今度はそちらを目を向ける


「「……!?」」


な!?改めて真正面から見た事で気がついた。何でここに!?向こうも気づいたみたいで目を丸くしてる。以前会った時は、開発室異能対策装備班の期待の新人と言われてた気がするが…ここ数年で何かあったのか?それとも他人の空似…?


「んんっ!もう来てたのね。色々と説明があるから、こちらの部屋に来て頂戴。新人君」

「…分かりました。よろしくお願いします」


赤髪の女性は咳払いの後にニッコリと笑い、部屋に入って行った。あー、あの作り笑い。やっぱりそうだ。

頭を過ぎった人物だと確信して、来るように言われた部屋に向かう。

しっかり説明を頼むよ、()()()さん

特装班のメンバーは追々紹介していこうと思います!

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