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リバースプロキシ  作者: 如月いさみ


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93/124

過去の彼と今の彼

8月に東京へ戻り海埜探偵事務所の依頼で屋敷探検という冒険を終えた翌日の8月4日には伽羅の両親がこれまでの礼と更に4年間伽羅が世話になるということで夏月家に挨拶に訪れた。


夫婦仲も良くなり伽羅との関係も極極普通の家族のように仲が良くなっていたことが春彦にも直彦にも分かって安堵と喜びが重なった。


去年の9月に九州へ行くときには色々あったものの結果的に二人にとっても良い形となったのである。


その翌日には白露家へ出向き特別な家系の在り方についての話し合いに参加した。

翌々日から春彦と伽羅は九州へ行く前までのように遊びに出かけるようになった。


勿論、あちらこちらで自由に買い物ができるわけではないがマンション近隣であれば直彦のこともあって常に津村家のボディーガードが配置されているので自由に出かけることも出来た。


その際には譲が二人の邪魔をしない程度の距離感を保ちながら同行していたのである。


春彦にも伽羅にも久しぶりの東京である。

買いたいモノが少なからずあった。


春彦と伽羅は四辻橋の駅にあるデパートに出かけるとそれぞれ更紗と春馬とそして九州で仲良くなった友達たちのお土産を選んだ。

春彦の場合は帰りも自家用機なのでお土産を買うチャンスがないのだ。


「今のうちに買っておかないと」

と言い、クラスメイト達には東京ショコラなぷちひよこを買い、春馬と更紗にもそれぞれ東京の有名店のデザートを伽羅と折半して買った。


勿論、直彦と二人で津村の息が掛かったホテルに泊まったりもしたのである。

直彦にしても隆にしても春彦が東京に滞在できる期間が二週間と決まっており、九州へ帰ると4年間のうちに恐らく余り帰って来ることができないだろうことが分かっていたので思う存分やりたい事をさせてやりたかったのである。


そんなある日。

伽羅は見知らぬ場所にいる見知った人物の夢を見たのである。


春彦が東京へ来て一週間が経った日の夜のことであった。


リバースプロキシ


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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