第五章4ページ
マイナはハンドガンでウルフデスを牽制し動きを制御してはナイフで切りつけそして怯んだところにハンドガンで追い討ちをかける
そんな戦いかたを繰り広げていた
しかし、それは一匹の時ならば問題はないだろうが今は群れが2つあるのだ
すぐさま別の一匹が背後からマイナへと体当たりをしかけ、不意を突かれたマイナはナイフとハンドガンを落としてしまう
その様子を見ていたウルフリーダーデスが雄叫びをあげると残りのウルフデスが一斉にマイナに飛びかかる
両手でガードをするも抵抗する術が無いためにそのまま五匹のウルフデスに襲いかかられてしまう
セレナ【ところがどっこい、うちがおるんや、そう簡単には問屋がおろさへんで】
間一髪のところでセレナが滑り込み五匹のウルフデスを盾で防ぐ
セレナ【いまや!殺ってまえ!】
リル【グラビティストライク!】
みにか【クエイクプレッシャー!】
重力をかけ盾に押し付けられる形になったウルフデス、そこに大地の圧力で更に押さえつけられる
セレナ【こいつは重いなぁ、ガードバンカー!】
その2つの重力と圧力に耐えつつ更に反対からドンッと盾を全面に杭打ち機のように打ち出す技でウルフデスを押し潰す
結果、五匹のウルフデスをまとめて倒すことに成功する
マイナ【わりぃ、油断した】
セレナ【かまへんかまへん、逆にまとめて倒せたさかいナイス囮やったで】
みにか【怪我してない?】
マイナ【ちょっと背中がいてぇぐらいで問題はない】
リル【はい、これナイフとハンドガンね】
マイナ【サンキュー】
そういいながら少し痛む背中をさすりながらリルから自分の大事な武器を受けとる
そんな中、群れを失ったウルフリーダーデスが雄叫びをあげてリル達に向かって突進してくる
彼方【ところがどっこい、俺もいるんだなこれが】
ウルフリーダーデスがリルに牙をむく瞬間に間に入り大剣で受け止める
そしてそのまま押し返し吹き飛ばす
レンジ【僕も力になろう、フレイムスパンク!】
力をこめてフライパンを思いっきり振り抜く、炎を纏ったフライパンはウルフリーダーデスを直撃し更に炎に包まれる
彼方【一刀両断!】
炎に包まれるウルフリーダーデスを真っ二つに切り裂く
脳裏に最初に出会ったウルフリーダーデスがよぎるが別物だろうと割りきって攻撃を当てる
そしてウルフリーダーデスは爆散
みにか【のこりはハエーナとハエーネン!】
セレナ【同じやり方で倒せるわけはないやろうからこっからが本番っちゅーわけや】
ウルフデス達がやられるさまをずっと眺めつづけていたハエーナ達
恐らくこちらの動きを把握するためだろう
ウルフデス達が全滅したのを確認すると今度はハエーネンが雄叫びをあげるのだった