第五章2ページ
ポン太【新春!羽子板乱舞!】
両手に持った羽子板でヒトキリを往復ビンタするポン太
凄まじい速度と回数のその攻撃は
ベシッという音と共に羽子板は粉々に砕けちりポン太の体は後方へと吹き飛ばされてしまう
彼方【新年一発目からなにやってんだてめぇは!】
ポン太【見てくれてる人たちに少しでもサービスをしたくて・・・】
彼方の真横にぶっ飛んだポン太は起き上がり、また同じように羽子板をかまえる
ネネ【ポン太さんってもしかしてドMさんなんですか?】
どれだけやられても、通用しなくても諦めないその姿勢にネネの言葉が刺さる
ポン太【違いますが、お仲間認定するのやめてもらってもいい?】
ネネ【ぶぅー、一緒に趣味を語れる仲間が出来ると思ったのに!】
心底残念そうに唇を尖らせるネネ
ポン太【それに俺リーダーのことお兄ちゃんとは呼べんし】
彼方【こっちから願い下げだわ】
ブンッとヒトキリの攻撃をかわしながらポン太の言葉に反応する彼方
しかし、そのせいで二の太刀に反応が遅れてしまう
カヤ【まったく・・・貴方達は油断しすぎですよ、実戦なら死んでます】
その二の太刀をカヤが太刀で受け止めて弾き返す
彼方【サンキュ、助かった】
彼方も体勢を立て直してヒトキリ3と戦っているリルのもとへとかけより
リル【クエイクストライク】
彼方の足元に現れた石の柱から跳躍し頭上高く飛び上がる
彼方【一刀両断!】
全体重+落下の加速をのせた渾身の一撃がヒトキリ3を真っ二つに切り裂く
ヒトキリ3を倒すことに成功し残るは一匹のみになる
バロン【ピストンファー!】
両手にトンファーを装備してヒトキリ4に殴りかかる
片手でヒトキリ4の刀を受け流しもう片方のトンファーでみぞおちを殴り付ける
殴り付けた衝撃で先端が射出されヒトキリ4の体を後方に大きく吹き飛ばす
緑【ジェネラルアロー!】
強く引き絞った弓を放ち狙った場所を貫通させる技だ
将軍の鎧ですら貫くことからその名前がついたらしい
ヒトキリ4の片腕を貫き吹き飛ばす事に成功する
ネネ【かちわれ!メガトンハンマー!】
手に持つハンマーを巨大化させて頭を思いっきりぶん殴りヒトキリ4の体力を0にして倒してしまう
フェーズ3クリア
そのメッセージがそれぞれの目の前にあらわれるのであった
バロン【そう言えばなんでリーダー達はここに?】
彼方【あぁ、実はポン太から連絡もらってさ、虫の知らせがするって、嫌な予感がするからここに行きたいし来てくれってさ】
ポン太【俺の勘は正しかった】
バロン【おかげでカヤさんも助かりましたからね】
そんな会話を聞いているとカヤがわなわなと震えだしていた
ポン太【おーい、カヤ?どうした?】
カヤ【も、無理ぃぃぃ・・・りっ君しゅきぃぃぃぃ】
ぎゅーっとポン太に抱きつくと先ほどまでの威勢や喋り方はどこへやら
愛を叫びながらポン太に抱きつき続けるのだった




