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フリーディアオンライン  作者: タカミズ
第四章~守れ!始まりの街~
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第四章30ページ

彼方【まだ四匹残ってるな・・・この二匹一気に潰すぞ】


リル【ん】


カヤ【あ、ああ】


ヒトキリ1は確かに残り体力3割ほどだがヒトキリ2はまだ7割近く残っている

それを一気に倒せるものなのか?

疑問渦巻くがとにもかくにも今は集中すべきときだ

集中すればこの二人に合わせるぐらいどうとでもなるだろう

カヤはそんな事を思いながら太刀に手を掛ける


彼方【カヤ、合わせてくれ!一刀両断!】


カヤ【いいだろう、一刀両断!】


ヒトキリ1の両腕を切り落とす


リル【エクスプロージョンストライク!】


両腕を切り落とされ怯んだヒトキリ1へと読んで字のごとく爆破魔法で顔面を粉砕

ヒトキリ1を倒す


彼方【カヤ、俺の背中使って飛べ!】


カヤ【あぁ、わかった!】


言われたとおり彼方の背を駆け上がりヒトキリ2へと飛び込む

飛び込んでどうするかなどわからないが

いや、わからないなら自分のやり方でやればいい

恐らくそう言う意味で彼方は背中を貸したのだ


カヤ【合わせてやるから好きに動け・・・か、言ってくれるなっ、刃波蝉時雨(じんぱせみしぐれ)!】


ヒトキリ2の胴体に向けて五連続の斬撃を放つ

そこに強烈な一撃が同タイミングでぶちこまれる


彼方【一刀流・激刃閃(げきじんせん)


巨大な斬撃を飛ばす中距離技だ

二人の斬撃によって体が浮くヒトキリ2


リル【クエイクストライク!グラビティストライク!】


いつの間にか彼方の背中を駆け上がり空にいたリルはヒトキリ2へと真上から重力魔法を放つ

さらに自由落下中のカヤの足元に石の柱を出現させ着地させる

重力魔法で地面に叩きつけられるヒトキリ2は苦しさに雄叫びをあげる

しかしリルはその落下の速度に重力フィールドの力を加えて追撃を狙う

カヤも着地しすぐに飛び出す


リル【螺攻閃(らこうせん)!】


カヤ【斬竜陣(ざんりゅうじん)・壱の(いちのかた)!】


回転しながら速度をあげヒトキリ2を切り刻むリル

太刀の形状がかわり、大剣と思わせるそれを脳天に振り下ろすカヤ

二人の攻撃が直撃しヒトキリ2の体力は1割になった

起き上がろうとするヒトキリ2へと彼方が跳躍し首を跳ねる

そしてヒトキリ2も絶命するのだった


カヤ【本当に二匹とも倒してしまうなんて・・・】


決して弱い魔物ではない

人が増えればそれだけ足を引っ張るものが増える

一人で戦う方が楽だとそう思っていたはずなのに


カヤ【さっきのは悪くなかったな】


先ほどの連携を思いだしぽつりと呟いた

少女は一人だった、だが今は一人では無い

見つけるべき相手もみつけた

自分についてこれる・・いや、自分がついていけない者達もいる

まだまだこの世界も私を見捨ててはいないのだとそう思ったのだ


彼方【うっし、あと二匹!】


リル【このまま一気にいくよね】


彼方【あたぼうよ、バロン君、緑ちゃん、ネネ、手伝ってくれ一気に行くぞ】


全員は声をそろえ残りの二匹へと駆け出す


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