第四章21ページ
タナ【どうします?肉壁でも止まらないとなると・・・】
バロン【セレナさんが居てくれれば止めてくれそうですが、向こうは向こうで大変でしょうし】
緑【こっちの戦力だけでなんとかするしかないね】
ネル【一匹抜けてきたよ!】
ネルの言葉に皆が構える
群れの中から突出して突っ込んでくる鉄球にそれぞれ武器を構えるも止める方法が見当たらないため一歩を踏み出せずにいた
そして眼前まで鉄球が近付いてきたその時
キィィィィィンという金属音と共に鉄球が真っ二つに切り裂かれる
タナ【あの鉄球を・・】
ネル【斬った!?】
そしてその真っ二つに切り裂かれた鉄球の間にそれを斬ったであろう人物が立っていた
剣道着のような服装、群青色のポニーテールをした女の子が太刀をたずさえていた
名前は【カヤ】というらしい
バロン【また凄まじい人がいたもんですね、どちらのギルドメンバーで?】
ネル【あれ、バロンさんとこのメンバーじゃないの?】
タナ【とんでもな人が多いからてっきりそうかと・・・】
バロン【ないです、そもそも初対面・・・じゃないですかね?】
そしてカヤは転がってくる鉄球を手当たり次第に切り裂いていく
どれも一撃必殺、弐の太刀は無い
バロン【タナさんもやってどうぞ】
タナ【では、僭越ながら】
そういうと目の前に転がってきた鉄球の前にたち目を閉じる
そして次の瞬間刀を抜き鉄球を斬りつける
キィィィィィンという金属音と共に鉄球が真っ二つに・・・なることもなくひかれたあげくに吹き飛ばされてしまう
タナ【無念、げふっ】
タナは倒れた
バロン【死刑】
タナ【今ひき殺されたばっかりなのに!?】
そんなことをしている間に鉄球はバロン達の横を通りすぎて外門へと体当たりをする
その衝撃で外門の体力がガリッと削られる
それと同時に鉄球は頭上にヒヨコをまわして気絶していた
ネネ【なるほど、なにかにぶつかれば止まるんですね・・・ならここは私が!】
緑【さっきひき殺されてたよね】
ネル【人じゃ駄目みたい、なにか壁とかそうゆうものじゃないとだめなんだろうね】
ネネ【ちっ】
もう一度肉壁になろうとするネネは正論パンチで止められ不服そうに舌打ちをする
バロン【仕方ありませんね、ここは自分が一肌脱ぎますか】
バロンはそう言うとカバンからなにかを取り出した
バロン【ててててっててー!ブロック崩しの玉を打ち返すやつー】
そんな長いもの入るわけ無いはずなのだがカバンから取り出した長い棒を構えるバロン
転がってきた鉄球をそれで受け止めると鉄球の頭の上にヒヨコがまわる
バロン【作戦成功】
動きをとめた鉄球を全員で袋叩きにするのであった




