第四章19ページ
時を遡りこちらは西の外門
バロンと緑がこちらにワープしてきてすぐにネルとタナと出会った
バロン【懐かしい顔ですねぇ】
緑【二人ともホントにギルド作ったんだね!おめでとう!】
ネル【バロンさんに緑ちゃん、久しぶり♪うん、リーダーの真似出来るかわからないけど出来るとこまでやってみようと思ってさ】
バロン【リーダーの真似はしない方がいいと思われ】
タナ【でも、ああゆうみんなに慕われるリーダーになりたいですよね】
緑【慕われてるのかただおもちゃにされてるのか微妙なとこだけどね】
そしてバロンと緑はイベント開始前に彼方から頼まれていた事の説明に入る
ネル【なるほど、それは確かに厄介だね、ただここら辺はまだ人が少ないからもしかしたらマシかもね】
タナ【そうなると中央が心配ですよね】
バロン【リーダー達もいるし、なんとかなると思いますよ】
緑【東にいったギリーさんが苦労しそうだよね】
バロン【まぁ、相方がポン太さんとナナさんですからね】
ネル【まぁ、でもみんなこっちでも相変わらずそうでなによりだよ】
タナ【相変わらずといえば・・・】
タナが言いかけると一人の少女がこちらへとかけよってくるのが見える
黒い髪の毛をツインテールにし、幼さの残るその顔で
ネネ【バロンさん!再会を祝してさあ!殴って!】
開口一番、暴力行為を求めてきた
バロン【ネネさん相変わらずですね、嫌です】
ネネ【バロンさん相変わらず冷たい!でもそれもいい!じゃぁ緑ちゃん!蹴って!】
バロンに冷たくあしらわれるもなぜか喜び、緑の方に向き直れば次は蹴飛ばしてほしいと訴え
緑【久しぶり!相変わらずブレないね、却下】
ネネ【緑ちゃんも相変わらず冷たい!好きっ!】
ネル【あっはは・・・ネネちゃん、相変わらず無敵だよね】
ネネ【無敵ではありません!無敵だと攻撃されても痛くないじゃないですか!私は痛い方が好きです!いや、むしろ痛くないなんてありえません!】
自他共に認める超絶ドMの女の子、それがネネだ
なにしろ殴って蹴ってといいつつそれを却下される
それだけでも嬉しくて跳び跳ねるほどだ
年齢はバロン達の1つ下
ナナと同い年・・・であると共にナナの双子の妹なのだ
見た目はそっくりだが性格はまったく違う
実はあれでもナナは超のつくほどのドSだ
彼方の前での彼女はドSを取り払った素の彼女であり、尚且つ猫をかぶって(かぶれていないが)いるためにあんな感じだが、ひとたび彼方の元から離れてしまえば淡白で冷徹、塩対応、笑顔など見せることもない、放つ言葉はすべてグングニル
興味のない相手にはそんな少女である
とはいえ、さすがに最近は彼方【達】の前でもドSを取り払い素を出すようになったみたいではある