第四章17ページ
ネル【間一髪ってとこだったかな?】
タナ【なんとか間に合いましたね】
ネルは青色のショートカットヘアの長身の女の子
タナは銀髪で長身の男だ
ネルは巨大なブーメランを受け止め肩に担ぎギリー達の元へと歩いてくる
ネル【やっほ、ギリーさん、ポン太さん、ナナちゃん、久しぶり】
タナ【まさかこっちはこんなでっかいのがいるとは思いませんでしたよ】
そう、この二人も他のゲームで知り合った者達だ
前のゲームでは同じギルドに所属しており、よくいろいろなクエストに言ってはわいわいと楽しんでいたものである
ギリー【タナさんにネルさん、久しぶり、助かったよ!】
ポン太【二人もここにいたのか、気付かなかったでござる】
タナ【いえ、僕らは別のところにいたんですが・・・】
ネル【他のギルドメンバーから前線で漫才しながら被害拡大させつつ善戦してる人達がいるって聞いて、もしかしたらと思ってね】
ナナ【誉められてるのかけなされてるのかわかりませんね、それ】
ギリー【じゃあ二人は自分達でギルド作ったのか?】
ネル【うん、このゲームでは互いに別々にギルド作ってやれるとこまでやってみようと思って】
タナ【自分にリーダーがつとまるか心配ですが】
ポン太【リーダーがリーダー出来てるぐらいだから大丈夫大丈夫】
ネル【あの人はある意味特別だから】
ナナ【先輩考え方とか独特だったりしますしね】
などと話しに花を咲かせているとロボットが弾かれた腕を振り上げ指先からレーザーを放つ
ネル【とりあえずあれを倒してしまおう】
ギリー【体力バーが見えないんだよね】
タナ【なら指定の時間暴れ続けるタイプかもしれませんね】
レーザーを避けながらそんな話をしているとロボットの頭の上に60という数字が浮かび上がる
ポン太【なんか数字出てきたぞ】
ナナ【時間でしょうか?】
グラント【もしくはこちらが奴に攻撃を当てる回数かもしれんな】
グラントの言葉にネルがブーメランを構え投げつける
ロボットにブーメランが当たると数字が59へと減る
ネル【そうみたいだね、お兄さんナイス観察眼】
グラント【可能性のひとつを言ったまでだ】
ギリー【つまりあと59回みんなで殴ればいいってことだな】
そうしてそれぞれかけだしロボットの攻撃をかいくぐり、また大きな攻撃はハイアットが盾で受け止め弾き返す
それぞれの攻撃のおかげで数字はみるみる減っていき残り10までに減らすことに成功する
ギリー【もう少しだ】
ネル【油断は禁物だよ、こうゆうタイプはこっからなにかあるパターン多いし】
ネルの言葉を裏付けるかのようにロボットの体から煙が吹き出す
そして
自爆まであと10秒
そんなシステムメッセージがそれぞれの目の前に浮かび上がるのだった