第四章七ページ
そんな時にナナから連絡が届く
考えうる限り最悪の連絡だった
ナナ【せ、せんぱーい!ポン太さんの死体があるのにポン太さんが生きてるんですけど!!】
彼方【ナナ、それマジな話だな?】
ナナ【嘘つくわけ無いじゃないですか!】
彼方【わかった、いいかナナ良く聞け】
その後彼方がナナへと説明をしナナもそれを了解する
そして通信を切り前方の最前線に目をやる
彼方【マイナ!援護頼む、俺とリルで前衛まで突っ走る、セレナは戦況把握を引き続き頼む、みにかは魔法で敵を減らしてくれ、レンジは一匹ずつ確実にしとめていけ】
セレナ【まかしときー!とりあえず戦況は常に見といたるさかい、遠慮せんと突っ込んであばれてき】
彼方はサンキューと短く言うとリルと共にスピードをあげつつ、正面から襲いかかってくるウルフデスを一刀両断し前線へと近づいていく
リルは彼方になるべくウルフデスが近付かないように魔法で迎撃し動きをそらし、それをマイナが狙撃し倒す
彼方【おいっ、そこの最前線!下がれ!】
ライル【あん?俺に指図するのは誰だ!】
彼方【うーわ、あれ見捨ててもいいかな】
リル【その代わりうちらの負担が増えるんだからね?】
彼方【くっ・・・背に腹はかえられねぇ、もどれっその位置だとウェーブが始まった時に孤立しちまうぞ!】
ライル【誰がてめぇの言うことなんか聞いてやるかよ!】
彼方【てめぇの為に言ってる訳じゃねぇよ!完全に保身でいってんだよこっちは!】
ライル【うるせぇ!どんな奴がきたところで俺達がぶっころしてやるからてめぇらは後ろで雑魚の相手でもしてやがれ!】
リル【彼方、聞く耳持たないようだし、うちらも前線である程度援護した方がいいとおもう】
彼方【ぐぬぬ・・・なにがかなしゅうて前襲われた相手をまもらにゃいかんのだ】
はなはだ不本意だが現状この先のウェーブがどうなるかも未知数のため人を失うのがとても怖い、そしてみにかの予想が当たっており、既に1人が脱落して復活した後だ
これ以上被害がでるとイベントどころの騒ぎではなくなってしまう
つまりあいつらを守らざるおえず、また一緒に戦わざる終えないのだ
ライル【俺様からセレナを奪っただけじゃ飽きたらず、獲物まで奪おうってか】
彼方【だから言ったろ、保身だっての】
レイガ【おい、さっきから保身だのなんだの、どうゆうことだ】
彼方【じゃあ前提としてお前らこのイベントのルール覚えてるか?】
彼方は自分のわかる範囲で現状確定していること、そして確証は無いがほぼ間違いがないだろう事を話し始めるのだった