第四章6ページ
マイナ【おらおらぁ!もっと撃ちごたえのあるやつはいねぇのか!】
そんなマイナの目の前に一匹のウルフデスが飛び出し噛みつこうと襲いかかる
マイナ【はんっ、おせぇよ!】
懐からショットガンを取り出し至近距離でぶっぱなしウルフデスを木っ端微塵にする
リル【凄いね】
彼方【遠中近どれとっても強いのでは】
レンジ【ええい!獣の肉は料理できても魔物は料理できんぞ!】
レンジはフライパンをブンブン振り回しながら襲いかかってくるウルフデスを殴るが攻撃はお粗末なものでほぼダメージは無い上にすぐに囲まれてしまう
彼方【近距離でもダメってより戦いかたがわかってない感じがするな】
彼方はレンジのフォローに入りウルフデスを散らしていき、そこをみにかとリルの魔法で止めをさしていく
セレナ【マイナはん、一匹後方に抜けよったで!】
マイナ【だったらこれだ】
どこから取り出したかロケットランチャーを取り出し後ろに抜けたウルフデスを木っ端微塵にしてしまう
彼方【どこにあんなもん持ってたんだよ】
その万能な戦いかたに流石の彼方達も感心しながら呆れるのであった
彼方【レンジ!相手の動きをしっかり見極めておもいっきりぶん殴ってやれ】
レンジ【リーダーがそう言うのであれば・・っ】
レンジは言われた通りにウルフデスの飛びかかりの瞬間を見極めてフライパンを大きく振りかぶり全力でぶん殴る
するとフライパンが炎に包まれウルフデスを殴り飛ばすだけではなく火傷状態にする
ウルフデスはたまらずに地面を転がり回って火を消しているがそこをマイナがスナイパーライフルで仕留める
レンジ【お、おおっ・・・っていいとこ取りはよしてくれないかね!】
マイナ【はんっ、やればできるじゃねぇか、いいとこ取りだぁ?とどめさしてやったんだろ?礼言われても文句言われる筋合いねーよ!】
自分がやった事にたいしてレンジは喜んでいたがマイナにいいところを奪われたので文句を言うがマイナは逆に礼を言われるのはこっちだと食い下がり
彼方【喧嘩はあとあと、とりあえず敵まだいるから!】
二人を仲裁しつつ敵が迫ってきている旨を伝えまた戦闘体勢へと戻る
他ギルドのメンバー達もそれぞれウルフデスと戦っているが、さすがに敵が敵なので苦戦している様子はない
だが、敵が弱いために一部のプレイヤーは前方へと突出しており戦力は二分されている
セレナ【まずいんちゃうか?】
リル【あの突出している人達を連れ戻さないとウェーブの切り替わりでどうなるかわからないね】
みにか【ねぇ、今ふと思ったんだけどさ、これって死んで復活してこの場に戻ってきた場合・・・どうゆう扱いになるんだろ?】
そう、誰も気付いていなかったこのイベントの真に恐ろしい仕様にみにかは今踏み込んだ
彼方達もなんとなく察したようで前方で孤立しはじめているプレイヤーを助けるためにリルと彼方は走り出すのだった