第四章4ページ
そして向かえた翌日の集合時間
誰1人遅れることなく集合場所へとやってきていた・・・ら良かったのだが生憎と姿のみえない人物達がいた
レンジ【はて、リーダーとリルさん、ギリー殿にポン太君はまだかな?】
セレナ【寝坊でもしてるんとちゃう?】
マイナ【集合時間過ぎちゃいましたからね】
バロン【イベントまではまだ時間の余裕はありますけどね】
緑【リルさんまで遅れてくるなんて珍しいよね】
みにか【彼方が寝坊して起こすのが大変で遅れてるんじゃないのかなぁ】
ナナ【ずるいですー!ナナが先輩のおはようからおやすみまで一緒にすごしたいのにぃぃぃ】
ギリー【リーダーの事だからどうせ二度寝だろ】
ポン太【まちがいねぇや】
セレナ【自分らしれっとおるけど遅れてきとるのはかわらへんからな】
ナチュラルに会話に参加していた二人にセレナがジト目をむける
二人はすぐに遅れてごめんなさいと謝罪をいれたのだった
待つこと数分
ついに彼方達が時計塔へと現れる
彼方【悪い、少し遅れた】
リル【みんなごめん、彼方が寝坊しちゃって】
予想通りの答えにみんなは苦笑いしつつ二人を向かえた
彼方【さて、イベントのある場所にいってみようか、向こうでいろいろ考えようぜ】
一同は移動を開始し、まずは一番大きな中央の外門に到着した
そこにはシステムメッセージが映し出されたモニターが置いてあり
東外門 ギルド数3
西外門 ギルド数5
中央外門 ギルド数10
と数字が映し出されていた
彼方【なるほど、これがいまの参加ギルドの数か】
リル【でもギルドに参加していない人達もいるから人数でいえばまだまだいるはずだよね】
彼方【中央はでかいのもあってかギルドの数も多いな】
ナナ【先輩、このイベントってもしかして個別参加するパターンじゃなくてレイドみたいな感じなんですか?】
彼方【あぁ、そうだぞ】
ナナ【なるほど・・・だからギルド単位でって書いてたのか・・・てことは】
それを聞いたナナが何やら考え込みぶつぶつと呟きはじめる
ナナがこうゆう状態になるときは基本的に何かに気づいた時である
彼方【どうした?】
ナナ【先輩、これは不味いですよ!レイド形式であのルールだと理解できてないギルドがあればそれだけ敵の出現率や強さが一気に偏りかねませんよ!】
彼方【まぁ、自由に動くだろうしな・・・ってもどうしようもないからなぁ】
リル【とりあえずこの中央外門のギルドの人達にだけでも説明するとかはどうかな?】
ナナ【なら私が東外門に声をかけにいってきます!】
彼方【よし、ギリーにポン太、ナナと一緒に東外門に行ってくれ、状況を逐一報告頼む】
ギリー【あいよ】
ポン太【うい】
ナナ【先輩・・・少しの間離れちゃうけどナナの事を忘れないでくださいね!】
三人は西外門へとワープしていく
彼方【バロン君と緑ちゃんで西外門を頼む】
バロン【了解】
緑【はーい】
二人は東外門へとワープする
彼方【残りのメンバーはこの中央を死守、状況に応じて移動してもらうから臨機応変に動けるようにしておいてくれ】
そして初のイベントが幕をあけるのであった




