第四章3ページ
彼方【イベント開始は明日からか、明日は日曜日で学校は休みときた、狙ったんだろうな・・】
リル【イベントに参加するには参加申請を送っておけばイベントが開始してからでも途中参加可能ってさ】
ナナ【なんでそんなめんどくさい仕様なんでしょうか、イベントなんだから自由参加できる用なイベントの方が盛り上がると思うんですけど】
みにか【なにか考えでもあるんじゃない?それか単純に今どれぐらいの人がこのゲームをしているのかを知りたいとかかもしれないし】
レンジ【実はこれから始まる大冒険、高難度クエストのためのあしがかりだったりしてな】
マイナ【深読みしすぎだと思いますけど】
バロン【集合場所は時計塔でいいんです?】
彼方【そうだな、集まれる奴らは明日の朝10時頃に時計塔集合で、どれぐらいの規模になるかわからないから飯だけはしっかり食っておけよ】
話が終わるとセレナが手を上げてクエストの辞退を申し出る
セレナ【うちはパスかなぁ】
緑【セレナさん用事?】
セレナ【いや、単純にうちの職業やと防衛戦にはむいてへんからな】
レンジ【なぜだい?防衛戦と言うことなら輝けそうだが】
レンジの言葉にセレナがやれやれと首を降りため息混じりに説明をはじめる
セレナ【あのな、うちは完全に防御と支援仕様や、ほいで今回のイベントは防衛戦や、敵を突破させへんようにたおさないかんのや】
レンジ【はて?】
そこまでの説明を聞いてもレンジの頭の上には?マークしか浮かんでいなかった
セレナ【せやから!うちは止めることは出来ても倒すことができへんねや、つまりうちがおると1人戦力へるだけやのーて敵が多なる上につよーなってまうってことや】
レンジ【なるほど、半分ほど理解したぞ】
セレナ【こいつアホなんやろか】
呆れて多きなため息と共に頭をかかえるセレナだった
彼方【まぁ、セレナの気持ちはありがたいが、却下です】
セレナ【なんでやねん!】
彼方【せっかくの初めてのイベントで参加しないのは勿体無いだろ!1人分ぐらい俺が何とかするし、セレナには回復とバフがあるんだし足手まといなんてことにはならないからさ】
セレナ【彼方がそこまで言うてくれるんやったら・・・】
少し恥ずかしそうに頬を染めつつ彼方の言葉にセレナは頷いた
翌日はギルドメンバー全員が参加可能となったのだ