第四章2ページ
彼方【これはまた中は中で広いな・・・】
扉を開けギルドハウスの中へと入った一同はまた驚くことになる
とにかく広い、そして中の装飾も豪華だ
そして左の部屋が娯楽室
ゲームの中でゲームが出来る部屋だ
右の部屋がミーティングルーム
大きな机に椅子が並べられており、かなりの人数が座ることが可能となっている
更にその正面にはモニターのようなものまでついている
そして正面の部屋はギルドメンバー達が個別にくつろぐためのマイルームが設置されてあった
バロン【まさしく家ですね】
ポン太【メイドが欲しくなる広さ】
メディナ【では私がメイドとしてここで働きましょうか】
急に現れたメディナに全員が驚き距離をとる
もちろん条件反射だ
メディナ【驚かせてしまいすいません、とりあえず各部屋の確認は終わったようですね、こちら最初のイベントの情報です、よく読んで理解していただければと思います】
そう言い残してメディナはその場からいなくなる
彼方達は早速ミーティングルームへと向かい巨大モニターへと情報を転送する
セレナ【改めてみるとこれは凄いなぁ、他のギルドにもあるんやろか】
みにか【流石にあるんじゃない?必須とはいえないけどあったら便利だしね】
彼方【記念すべき最初のイベントは・・・市街地防衛戦!外門を守れ!だってさ】
ギリー【最初のイベントで既に街が襲われそうなんですが】
ポン太【イベント失敗したら街無くなるんじゃね?】
ナナ【先輩、その時は二人で逃げましょう!】
レンジ【調理器具は全部自分が確保しとくから安心して失敗してくれ】
彼方【失敗前提で話を進めるなよ】
マイナ【防衛ポイントがいくつかあるみたいですね】
彼方【三ヶ所ある外門に迫る敵を倒していき制限時間内まで守りきればクリアと、外門はギルド単位で守る事も可能だがメンバーを各所に配置する事も可能】
敵の数、強さはそこにいるプレイヤーの人数や強さによってウェーブ毎にかわりつづける
三ヶ所の外門のうち1つでも破壊されれば失敗となる
外門間はワープポイントで繋がっているため戦力が手薄な場所にメンバーを移動させることが出来ると言うことだ
みにか【でもこれって仲間を移動させたらそっちの敵強くなるってことだよね?】
緑【ウェーブ毎って書いてあるから自分のとこ倒したら援護に行くとかならいいんじゃないの?】
彼方【いや、多分そこが運営の狙いだろ、援護に行くにしても必要最低限の人数だけにした方がいいだろうな】
リル【きっと人数を一気に増やしたら次のウェーブでくる敵の数と強さが跳ね上がって対処できなくなるよ】
緑【なるほど・・・】
イベントに向けて作戦会議を続ける一同だが、結局のところ彼方によるなんとかなるだろ、の一言で終わるのであった