第三章23ページ
彼方達は遺跡から出るとそのまま冒険者の集いへと向かい中にはいる
彼方【頼まれてた素材は全部集めたぞ】
メディナ【あなた達であれば出来ると思っていましたよ】
そう言いながら彼方が差し出した素材を受け取り確認を行うメディナ
そして素材の数が充分に集まっていることを確認するとギルドハウス予約票を彼方へと渡す
彼方【これは?】
メディナ【これは読んで字のごとくギルドハウスの予約票です、これを持っていればギルドハウスが出来上がったときにすぐに入ることが出来ます】
彼方【わかった、ありがたくもらっておくよ】
彼方はその予約票をインベントリにしまう
メディナ【だいたい一時間程度で出来上がると思いますので明日には使えるようになるでしょう】
彼方【システムメッセージみたいなのは来るのか?】
メディナ【ええ、ログインする頃にはメッセージがくると思われます】
彼方【わかった、じゃあ明日を楽しみにしておくよ】
リル【ちなみに、うちらと同じ大きさのギルドハウスを手に入れたとこってあるの?】
メディナ【それは伝えることは出来ません・・・と言いたいところですが、あなた方はもう1つクエストをクリアしていますのでそちらの報酬と言うことで、あなた方を除いて四つのギルドが同じ大きさのギルドハウスを手に入れていますよ】
ギリー【つまり、ドラゴンを倒したギルドが少なくとも他に四つはあるってことか】
メディナ【正確には、ここ以外の四つの街で一番大きなギルドハウスの入手権を手に入れた、ということですね】
セレナ【えっ、始まりの街ってここだけやないの?】
メディナ【いえ、始まりの街はここだけです、ですが流石にこの広大な世界に街が1つと言うことはありません】
バロン【じゃあこの世界には街が全部で五つしかないってことですか?】
メディナ【ギルドを抱えることが出来る大きな街は、ですがね】
彼方【まて、それってどうゆう】
メディナ【報酬はここまでです、これ以上は何も教えることは出来ません】
彼方【わかった、とりあえず目的のギルドハウスは手に入ったようだし、今日はお開きにしよう】
彼方の提案にメンバーはそれぞれ別れの挨拶をしてログアウトしていったのであった
メディナ【彼方さん】
彼方【ん?】
メディナ【ありがとうございます】
彼方【礼を言われるようなことしたっけ?】
突然礼を言われ彼方は首をかしげる
メディナ【いえ、ただお礼を言いたかっただけなので】
彼方【よくわからんが、気にすんな、俺達はこの世界を楽しんでるだけだからな、じゃあおやすみメディナ】
そう言って彼方もログアウトしていくのであった