第三章17ページ
彼方【前回よりも数が多い!囲まれないように臨機応変に行くぞ】
セレナ【ほな、まずはこいつや、オールアタック、オールガード】
セレナの補助魔法により全員の攻撃力と防御力が上がる
みにか【出来るだけ遠くに吹き飛ばすから射線に気をつけてね】
緑【僕はなるべく体力減ってるの狙うね】
みにかと緑の遠距離組は数歩下がり攻撃を開始する
彼方【リル、ギリー、前衛は俺達で行くぞ】
リル【ん】
ギリー【あいよ】
彼方【セレナは中衛から援護を、後ろにドラモリをなるべく通さないように頼んだ】
セレナ【任しとき!】
彼方【バロン君はセレナの援護を頼む、状況見て動いてくれ】
バロン【合点】
彼方【みんな行くぞ!】
ナナ【先輩私の事を忘れないでください!】
ポン太【俺も忘れられてる件について】
戦闘体勢にはいる彼方達に待ったをかける二人は彼方の隣にならび前衛で戦う姿勢を見せる
彼方【ポン太はさておきナナは後衛だろ】
ナナ【先輩の隣にいれるのであれば前衛だってこなして見せますよっ】
そう言いながらドラモリ2に向かって走りだし怪しい薬品をぶちまける
するとドラモリの放つガスと化学反応を起こし・・・大爆発がおきる
ナナ【ふっふっふ、天才科学者の私にかかればドラゴンごとき・・・ってにょわぁぁぁ】
大爆発を背に決めポーズを取るナナだったが真横を弾丸のような火球が掠めていった
ナナ【ひぃ~~っ、やっぱ私には前衛はむりですぅぅぅ】
火球の嵐に襲われながら逃げまどい、やっとの思いで彼方達の場所まで戻ってくるとすごすごと後衛の立ち位置へと下がっていく
そして後ろで座り込みぶつぶつなにかをいいながら落ち込んでいる
ポン太【ふっふっふ、天才ユニーク武器使いの拙者にかかればドラゴンごとき!】
そう言いつつ手にはモノホシブレードが握られていた
ポン太【刮目せよ!この武器こそドラゴンをほふった武器なり!うなれ!モノホシブレード!】
そしてポン太は大きく振りかぶるとモノホシブレードをドラモリ3に向かってぶん投げる
そしてモノホシブレードはドラモリに直撃!・・・する前に火球によって炭にかえられてしまう
モノホシブレードが消滅しました
そんなシステムメッセージがむなしく響くのであった
ポン太【俺のモノホシブレードォォォォ】
彼方【よし、茶番は終わりだ、改めて行くぞ!】
そんなポン太の姿を横目で見ながら目の前のドラゴン達に集中するために号令をかけ直す
ポン太は首をがくりと落としすごすごと後衛に向かって歩きだしナナの隣に並ぶとぶつぶついいながら落ち込むのだった




