第三章15ページ
素材集めを終わらせることに成功した彼方達の元にシステムメッセージが届く
これらのメッセージはクエストの完了や追加クエスト等があったときにくることがほとんどだ
彼方【よーし、どれどれ】
追加クエスト
職人から新しい素材を追加で頼みたいと連絡が来ました
次の素材を追加で納品していただければギルドハウスがより豪華になります
ドラゴンの鱗 10
ドラゴンの爪 10
ドラゴンのしっぽ 5
ドラゴンの羽根 10
ドラゴンの数は希少なので生息地特定から困難を極めるため無理に追加で素材を集める必要はありません
リル【なんていうか、めんどくさそうな追加クエストだね】
バロン【ドラゴンなんてそうそういるはずがありませんからね、チュートリアルでも希少生物で姿をみる方が稀って言ってましたし】
彼方【そんなチュートリアルあったのか・・】
ナナ【生息地も教えてくれない見たいですし、する義理も無いんじゃないですか?】
セレナ【希少生物っていっとるしなぁ、そもそもドラゴンっちゅーもんは山の上とかに住んどるさかい出会う確率すらも・・・っていや、まってや・・】
そう言うとセレナはインベントリを開きなにかを探し始める
みにか【もしかしてセレナさん、ドラゴンの棲みかに心当たりが?】
セレナ【あったわ、数は足らんけどドラゴンの素材・・持っとるわ】
セレナの言葉に全員がかけよりインベントリを覗かせてもらう
ちなみに他人のインベントリは基本見えないが本人が他人に見せることを承諾したときのみ周りの人も見ることが出来る
彼方【うわ、マジだ、つかセレナってドラゴン討伐したことあるのか】
セレナ【昨日の紫色のドラゴンや、名前なんちゅーたか覚えとらんけどコウモリ見たいなドラゴンおったやろ?】
バロンと緑、みにかそしてナナの四人以外があぁっと合点がいったように声をあげ、そしてそれぞれインベントリを開く
彼方【あいつ一応ドラゴンだったのか】
リル【でもうちらの素材全部集めてもまだ足りないね】
ギリー【ならあそこにいけばまたあえるんじゃね?】
ポン太【なら今から行こうぜ】
セレナ【せやけどこの前はあの一匹ぐらいしかおらんかったからなぁ】
彼方【まぁ、とりあえずダメ元で行ってみようぜ】
四人そっちのけで盛り上がる彼方達にナナがしびれをきらしてこえをあげる
ナナ【せんぱーい!私達にもわかるように教えてくださいよ!】
緑【さっきからずっと蚊帳の外なんだけど】
彼方【あぁ、ごめんごめん、ドラゴンのいるところに心当たりがある、今からみんなで行ってみようぜ】
そしてみんなを連れて昨日の遺跡へと足を運ぶのだった