第一章4ページ
彼方【復活の祭壇って・・・ただのベッドじゃねぇか】
悪態をつきつつ起き上がる
体力はMAX体力の半分だけ回復している
一部の連続したクエストを除いて基本的には死亡することにデメリットはない
ちなみに体力の回復には
回復アイテムを使う
ベッドで寝る
スキルで回復する
回復魔法を使う
怪しいお店で回復してもらう
がある
ベッドから降りて協会から外に出る彼方
扉をあけると目の前にはいろんな店が広がり広い街通りにはいろんな人が歩き行き交っている
彼方【とりあえず街についたか、無事にって感じでは無かったけど】
さてどうするか、とこれからの行動を考えてみる
さっきのオオカミへのリベンジ
やられっぱなしはしゃくだがあの数に今の装備、レベルじゃまたやられるのがオチだろう
装備をととのえるにしてもお金がない
この世界の通貨はRPGの類に外れること無くエネミーを倒したときやアイテムの売却、クエストのクリア報告等で手に入る
初期に持っているのは1000ディア
先程ウルフデスを一匹倒したので100ディアが追加されて所持金は1100ディアとなっている
彼方【まずは装備を新調しに行くか】
街についたら装備、アイテムの新調補充はゲームのセオリーだ
街への着きかたはセオリーから外れたがそこはそれ、早速武器屋に向かうことにした
武器屋につき陳列されている武器を見るととてもじゃないが最初の街に置いていていい武器ではないものまであるのがわかる
真魔黄龍剣「攻撃力1000」 1000000ディア
螺旋風馬の盾 「防御力1000」 1000000ディア
彼方【どっかでみたことあるような名前ばっかだな】
とてつもないパクリ疑惑を感じながら買えそうな武器を探す
この世界の武器はどのレベルでもどんな武器や防具でも装備が可能になっている
ただし、適正レベルが設けられておりそのレベルよりも低い場合は能力に制限がかけられ能力が下がり真の力を発揮できない仕様になっている
ゆくゆくを考えて大金を払い強い武器を手に入れ一緒に強くなっていく
そんな冒険スタイルも可能なのである
もちろん適正武器を取り替えていき順当に強くなるのも1つのプレイスタイルだ
プレイヤーがなるべく自由に自由な選択を自由な冒険のために出来る、そんなコンセプトが盛り込まれているゲームなのだ
彼方【武器を新調するか防具を買うか、アクセサリーもありだけど】
攻撃の遅い大剣を使う彼方はどうしても隙が増える、そのために防具を新調し肉を切らせて骨を断つ戦法も視野にいれなければならない
【やっとみつけた】
武器を眺めながら迷っている彼方に一人の女性が後ろから声をかけてくるのであった