第三章14ページ
そんなこんなで石達を削り倒すこと一時間
彼方【ぜぇ・・ぜぇ・・】
バロン【普通に固い、リーダー起訴】
彼方【普通に俺悪くない、俺勝訴】
ギリー【リーダーのせい敗訴】
ポン太【賛成3票でリーダー敗訴】
彼方【なんでやねん・・】
四人はその場にへたりこみ息をきらせながらしょうもない問答を行う
ちなみに女性組はすでに素材を集め終わっている
腐っても石、やはりその固さは半端無かった
つるはしを使っての採掘だがそのつるはしも既にボロボロだ
彼方【今何個あつまった?】
ギリー【石1000】
ポン太【大理石500】
バロン【水流金属が500】
彼方【金属があと500か・・・きつすぎるだろ】
そんな彼方達の元へナナがやってくる
ナナ【せーんぱい♪お飲み物どうぞ!】
彼方【あぁ、サンキュー・・・くらえポン太!】
ポン太【えっ・・・ごぼごぼ】
彼方はナナから飲み物を受けとると飲む振りをしてポン太の口にねじ込む
突然の事に対応出来ず飲み物を飲み込んでしまうポン太
ポン太【リーダーなにすんねん!】
ナナ【そうですよ!私の愛のこもった飲み物をなんでこんな機械の屑鉄に飲ませるんですか!】
彼方【馬の骨とでもいいたいんだろがわかりづらいわ!つかどうせろくでもない飲み物だろうがよ!】
彼方の言葉が終わると同時にポン太はその場に倒れこむ
ギリー【ポン太大丈夫か!?】
ポン太【めっちゃしびれれれれれる】
バロン【言葉だけでどれだけ痺れてるかわかりますわ】
ポン太の体はびくびくと痙攣し麻痺のデバフがかかっていた
ナナ【ちっ・・動けなくなった先輩を介抱してあげようと思ったのに作戦失敗です】
彼方【全部聞こえてるからな、つかただでさえ金属掘るの終わってないんだから戦力けずるのやめぇや!】
バロン【ん?掘る♂】
彼方【そこ反応せんでええ】
ナナ【仕方ありませんねぇ・・・えいっ】
そう言いながらおもむろに金属に近付き素手でぶん殴るナナ
すると爆音と共に金属が木っ端微塵になり金属が500転がる
ナナ【さぁ、どうぞ拾ってください♪】
彼方【なに今のでたらめな威力】
ナナ【私の職業、科学者の叡知の結晶です!】
彼方【おっそろし】
ナナの手助けもあり金属の数は揃った
これにより彼方達はすべての材料を揃えることに成功したのだった
彼方【そう言えば、ナナはどうやってここを見つけたんだ?】
ナナ【いやぁ・・・実験中に偶然意思をもった木とか産まれちゃって】
彼方【なんの実験してたんだよ】
ナナ【相手の意識を自由に操る研究です!】
彼方【即刻中止しろ】
ナナ【ガーン!】
彼方の言葉にショックをうけ泣く泣く了承するのだった