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フリーディアオンライン  作者: タカミズ
第三章~手に入れろギルドハウス!~
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第三章3ページ

そして場面はかわって現実世界

ここは彼方の部屋

そろそろ起きねば遅刻になるであろう時間だが起きる素振りのない彼方

そこに部屋のドアを開けはいってくる少女

彼女の名前は東雲瑠璃(しののめ・るり)

お察しの人もいるかもしれないがフリーディアオンラインでのプレイヤーネームはリルだ

銀髪のポニーテールを揺らし就寝中の彼方に近づく

瑠璃【彼方、起きて遅刻するよ】


体を揺すりいつものように起こそうとする

しかし、なかなか起きない

そしていつものように耳元で囁く


瑠璃【彼方、焼くよ?】


彼方【うわぁっ!・・・ってリル・・・じゃない、瑠璃か、ここは現実か】


瑠璃【その様子だと昨日寝落ちした?】


彼方【いや、流石にそれはない、ただサービス開始1日目から結構濃い時間だったからかな】


瑠璃【まぁ、そこは同意できるかな、ログアウトボタンが2つある不具合はやめてほしかったけど】


彼方【学校行ってる間に不具合が治ればいいけどな】


瑠璃【そうそう、急がないと遅刻するよ】


彼方【おっと、やべ、準備するから先下に降りてて】


瑠璃【ん】


瑠璃は部屋を出て下に降り玄関に向かう

彼方は急いで着替えてから玄関に向かい瑠璃が用意していたであろう食パンをくわえて外に出る

冒頭でも説明したが二人は幼なじみで小さい頃からの知り合いだ

そして親同士も仲がよく、共にゲーマーだ

なんでも昔は伝説のギルドと呼ばれるぐらいに強かったらしい

そんな親の影響と英才教育を受けてきたこともあり二人ももれなくゲーマーとなった

そしてフリーディアオンラインが配信されるにあたってとある理由により同棲を始めることとなった

親同士仲がいいことも手伝ってノリノリで手続きを進めていたので二人が知ったのは同棲が決まった後だった


彼方【おまたへ】


瑠璃【パンくわえたままとか行儀悪いよ?】


彼方【時間もないしなー、それに学校初日から遅刻はまずい】


そう、彼方達が今日から通う学校はアルカディア社が最近設立した高校だ

いまやアルカディア社は世界トップの企業になっており世界の様々な事業やサービスのほぼ全てを行っているといっても過言ではない

数年前に世界的大災害に見舞われ、ほぼ全ての事業が潰れかけていた中で突如として台頭し一気に事業を拡大

世界のライフラインからなにから全てを恐るべき速さで復旧し、ありとあらゆる事業主を傘下におさめたのだ

一時は災害もアルカディア社の自演では?と疑うものもいたが今ではすっかり受け入れられている

そんなアルカディア社が新しく設立した高校はフリーディアオンラインをプレイしていることを条件に授業料無料、寮完備の厚待遇を受けることが出来るのだ

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