第三章1ページ
セレナ【そう言えば、さっき彼方達の事を援護してたんて誰やったん?】
彼方【あぁ、それは・・・】
言葉を続ける前にその人物達の姿が見えてきた
一人は高身長の男だ
武器らしきものは背負ってないがとてつもない特徴があった
仮面だ、その男は仮面を被っていた
そしてその隣には身長は160センチ程だろうか、ロングヘアーの髪も服も全身緑に統一された女の子が一緒に歩いている
背中には弓を背負っている
彼方【紹介するよ、仮面つけてる方がバロン、全身緑なのが緑だ】
セレナ【一瞬脳がバグったで】
彼方【さっきは完璧な援護サンキュー、おかげで無事勝つことが出来た】
バロン【援護無くても勝てそうな勢いでしたけどね】
緑【彼方さんの気迫が凄かった】
彼方【いやいや、二人のおかげで隙をつけたからな、っとこの子はセレナ、新しいギルドメンバーの一人だ、二人にも今招待送ったから入っといてくれ】
軽い挨拶を済ませバロンと緑も正式にギルドに加入した
ちなみにこの二人も別のゲームからの知り合いでクエストが終わったら集合するはずだったが、待ち伏せを受け彼方が二人に連絡し待機してもらっていたのだ
セレナ【みんな、ホンマにありがとう、うちこの恩は一生忘れへんから!】
彼方【気にすんな、これからこのゲームを楽しんでくれればそれでいいからさ】
ギリー【しかし、相変わらずの射撃の腕前だったな】
バロン【やろうと思えばあの距離からギリーの尻も狙える♂】
ギリー【リーダーにやってどうぞ】
彼方【いらねぇよ!】
ポン太【緑さんも弓の腕また上げたんじゃない?】
緑【ボクにはこれしかないからね】
ちなみに余談だが、二人が待機していたのは街の塀の上だ
リル【とりあえず街に入らない?また変なのに絡まれても嫌だし】
一同は頷き街に入る
街の中ではPKは出来ないが一歩でるとPKが出来るようになる
ちなみにPKとはプレイヤーキルの事で、他のプレイヤーを倒すことが出来る
メリットとしては相手の持つディアを5割程奪えるぐらいだろうか
今のところPKに明確なメリットはないが嫌がらせも出来るため警戒するにこしたことはない
だが、フリーディアオンラインには執行官がいる
これは違反をすると現れるAICで強制的にお仕置き部屋に連れていかれ罪状を突きつけられペナルティを受けさせられるといったものだ
ペナルティの内容はわからないがかなりキツイらしい
PKは公認されているが執拗に同じプレイヤーを狙ってはいけないと明記されているため復活し街を出てきたところをまた襲うといった行為が出来ない
したらたちまち執行官が目の前に現れるだろう