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フリーディアオンライン  作者: タカミズ
第二章~ギルドを結成せよ!~
24/151

第二章9ページ

さて、それなりに脱線ではない脱線をしたが今は戦闘中である

ドラモリは一度咆哮するとその場で地団駄を踏み始める

遺跡内は激しい揺れに襲われ天井の脆い岩が降り注ぐ


ギリー【リーダー危ない!】


彼方【っ!】


ギリーの言葉に上を見上げる彼方


彼方【・・・?えっ、ちょっまっ、ぎゃぁぁぁぁ】


しかし頭上には何もない、落ちて来そうな岩の影すらない

何が危ないのか、それを問う前にギリーに服を引っ張られ盾にされる

それによりギリーの頭上に降り注ぐ岩の直撃をうけるのだった

直撃を受けたことにより彼方の体力は半分の五割削られる


リル【まともに喰らったらヤバイね】


ギリー【ふぅ、(俺が)危なかった】


ポン太【ギリーナイス判断やで】


岩の下敷きになっている彼方の横で汗をぬぐう仕草をするギリー

そのうしろに隠れていたためギリーと同様無傷のポン太

落ちてきた岩の塊を砕き難を逃れたリルは彼方の体力の減り方をみて恐ろしい攻撃だと呟く

そんな一連の流れを岩を避けながら眺めていたセレナは思う


セレナ【自分らコント集団なん?】


ポン太【リーダーはそうかな?】


彼方【それだとピン芸人だろっ、つか人を盾にすんじゃねぇよ!】


ギリー【リーダー、無事でよかった】


彼方【これが無事に見えるのかお前には!】


自分の体力バーを指差しながらギリーに怒る彼方

そんな一連のやりとりをみてセレナは今一度思う


セレナ【やっぱコント集団やん】


リル【まだ戦闘中!気を抜くの早いよ!】


そんなやりとりの最中、いの一番にドラモリに斬りかかっていたリルは全員に聞こえるように大きな声で叫ぶ

コントの最中に追撃が来なかったのはリルがドラモリを抑えてくれていたからだった


彼方【納得いかねぇ・・・理不尽にもほどがある】


そうぼやきながらも回復水を飲み、大剣を構えドラモリに斬りかかる


リル【アクアストライク!】


小さな水の槍を飛ばす魔法


リルはバックステップで彼方と入れ替わり、彼方の縦斬りが決まったらすかさず水の魔法で追撃する

魔法が決まりドラモリが怯むとさらに彼方が大剣で斬り上げそのまま剣を返しまた斬りつける


リル【ウインドストライク】


風の渦を目の前に作り出し範囲内の敵を吹き飛ばす魔法


彼方の攻撃が始まった直後に走り出し斬りつけた後の彼方の背中を踏み台にドラモリの目の前に飛び込み0距離で魔法を放つ

ドラモリは魔法の直撃を受け後ろに吹き飛び壁に激突する

ここまでの流れで削ったドラモリの体力は7割になっていた


セレナ【やっば、めっちゃみとれてもうた】


ギリー【二人の連携はいつみても凄い】


ポン太【だてに一緒に行動してないな】


流れるような連携、今まで数々のVRゲームの中で培ってきた戦闘経験、互いの癖や動き、援護のタイミング、体の位置全てが声にださずともわかる

まさしく阿吽の呼吸と呼べるそれは無駄がなくそしてなによりもとても美しかった

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