第二章4ページ
ギルドを結成し終わり建物を後にする二人
彼方【さて、とりあえず次こそはデイリークエストを受けにいくぞ】
リル【結局寄り道に寄り道したからね】
彼方【まぁ、悪いことばっかじゃなかったしいいじゃん?】
リル【今のところは、ね】
そんな風に話しながら歩いていると目の前に二人の男が立ちふさがる
男1【おうおう、昼間っから見せつけてくれるじゃねぇか】
男2【サービス開始初日からイチャイチャしやがって】
リル【フレイムストライク!】
彼方【あっちゃちゃちゃちゃ】
二人の男のセリフを聞くやいなやリルは彼方を焼いた
男1【いつもよりよく燃えてます】
男2【相変わらず痴話喧嘩ですか?】
彼方【誰のせいだ誰の!つかやっと来たか】
登場の仕方こそあれだったが実はこの二人とは知り合いなのだ
別のオンラインゲームで知り合っていてフリーディアオンラインがサービス開始したら一緒に遊ぼうと声をかけていた
一人は名をギリー
黒髪のウルフヘアーにバンダナを巻き眼帯をしている
もう一人はポン太
見た目は狸のように・・・とゆう訳ではなく全身メカメカしいロボットの姿である
このゲームには種族がある、しかしその種族の数は明言されていない
彼方が最初にアバターデータをダウンロードしたように別ゲーで使っていたアバターを使うことも出来るし自分がなりたい種族を選んでキャラメイクすることも可能だ
彼方【そうそう、とりあえずギルド作ったからほい、招待しとくぞ】
ギリー【だが断る!】
ポン太【だが断る!】
彼方【ホントに拒否してんじゃねぇよ!】
ギリー【あ、もう一回招待頂戴、使えなくなってる】
ポン太【ホントだ、招待プリーズ】
彼方【めんどくせぇ・・・】
二回目の招待を送りやっとギルドに加入することになった
ギリー【リルさん久しぶり】
ポン太【リーダーに変なことされてない?】
リル【二人とも久しぶり、うん大丈夫、何かしてきても焼き払うし】
彼方【過剰防衛が過ぎるんだよなぁ】
ポン太【因果応報】
彼方【その因果がねぇんだよ】
そんなコントじみた事をしながら四人で歩いているとデイリークエストを受注出来る広場の看板の前に到着する
案の定と言えばいいのか広場には冒険者の人だかりが出来ており看板にはとてもじゃないが近づけそうになかった
彼方【流石サービス開始初日って感じだな】
リル【他に受けれるところないの?】
ギリー【あるにはあるらしい、冒険者の集いとギルドハウス、後は教会だってさ】
ポン太【どこも遠いでござる】
彼方【まぁ、この広場が真ん中にあるしな、てか冒険者の集いって、あそこで受けれるなら受けてくればよかったな】
少しまっていても人は一向に減らずデイリーは諦めようとしていたその時、一人の幼女が看板の近くの人混みから抜け出してきた
恐らく受けることが出来たのであろうデイリークエストの任務内容が書いてある紙を大事そうにかかえて