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フリーディアオンライン  作者: タカミズ
第七章〜マスターギルド会議〜
148/151

第7章12ページ

彼方【ってわけだ】


彼方は始まりの街に起こったことをすべて説明し終えれば疲れた、とため息をつく


ライト【待て、俺達の時はそんなボスエネミー出てこなかったぞ?】


ルガーナ【出てきたのは基本的に雑魚モンスターばかり、いても群れを統率するウルフリーダーデスのようなエネミーがメインだったからな】


イベント内容を思い出しながらそもそもボスエネミーという存在すらいなかったことを伝える2人


レムリア【確かに、ボスエネミーは確認してないかも・・・もしかしたら私が強すぎて気付かずに雑魚と同時に葬り去った可能性は高いがな!】


リリアナ【姉さんの妄想は置いときますが、私自身もボスエネミーの存在は確認しておりません、こちらも数に任せた人海戦術・・もとい魔物海戦術でしたよ】


その戦術は始めて聞くものだがレムリア達もそのような存在がいなかったことを認める


ライム【僕の敵じゃなかったけどね、それでもボスエネミーなんて君の妄想なんじゃ・・・ヒッ】


ラーじぃ【ふむ、わしらも戦っておった時にはそのような魔物は存在せんかったぞ、ただこちらは数は少なかったがゴーレムのような体力や防御力の高い厄介なエネミーが多かった記憶じゃのう】


ギロリ、と先ほどの事をまだ許してないと言わんばかりに彼方に睨みつけられて萎縮するライム

ラーじぃはその様子を気にせずに起きたことを話している


クニハル【我々の所にもボスエネミーは存在しませんでしたね、いたのはゴーレムよりも魔法生物が多かったですが】


オモダカ【こちらとしてもボスエネミーは確認しておりません、エネミー情報はこちらになっております】


オモダカが渡した資料を見ながらクニハルはブツブツと何かをいいつつ考えている様子だった


彼方【ええ、あんな苦労したの俺達のところだけかよ】


げんなりと机にうなだれる彼方

確かに楽しくも充実した時間ではあったがそれ以上に精神的にも疲れる時間であったために、他の街が同じ目にあってない事に酷く羨ましい気持ちになってしまう


ライト【で?メディナさんよ、どういうことだこれは】


クニハル【イベントにランダム要素は確かにつきものですが、ボスエネミーが出現するというのはいささかイレギュラーが過ぎている気がしますよ】


そもそもイベントというものはある程度公平でなければならない

課金して強い装備を手に入れるなどの制約が無いのであればなおのことだ

すべてのプレイヤーの視線がメディナに注がれる

その視線をすべて受ければメディナは口をゆっくりと開くのであった

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