第7章8ページ
リリアナ【彼方さんこんにちは、姉がまた迷惑をかけてるみたいでごめんなさい】
失敗を失敗と認めずに強がりながら赤面しているレムリアの後ろから現れた女性
リリアナ
レムリアの妹でどこか抜けている姉のサポートをしている
実質的なギルドマスターである
彼方【リリアナも毎度苦労するな、素直じゃねぇドジな姉を持つと】
レムリア【誰がドジで素直じゃなくて可愛げがないですって!?】
彼方【そこまでいってへんわ!】
思わず関西のノリでツッコミを入れる彼方
ルガーナ【おうおう!やってんなみんな、ライト・・じゃねぇや、うちのマスターが誰かに喧嘩でもふっかけねぇか心配だったが、このメンツならまぁ問題ねぇか】
更に一人遅れて入ってきた男性
ルガーナ
ライトのギルドの副リーダーの立ち位置である
なにかと突っ走るライトを補助し最大限に動かすことが出来る参謀である
ライト【おう、ルガーナ、このゴミ袋に言ってやれ、どんだけ非効率で無駄なことやってるかってよ】
ライトはクニハルを指差してルガーナの方を見る
クニハル【おやおやルガーナさん昨日ぶりですね】
ルガーナ【クニハルの旦那、昨日は助かった、情報通りだったよ】
そんなライトの思惑とは別にルガーナとクニハルは仲良く話を始める
ライト【まてルガーナ!その漆喰頭と昨日会ってたってのはなんだ!?】
ルガーナ【欲しい素材があってな?それを手に入れるためにクニハルの旦那に情報をもらってたんだよ】
ライト【なんでこんなやつから情報もらってんだアホかてめぇ!!】
ルガーナ【その情報のお陰でお前のその鎧が強化できたんだよ、ずっと探し続けてたろ?】
ライト【っぐ・・・それは・・・】
ルガーナの言葉に反論することも出来ずに言い淀む
今装備している鎧を強化するための素材である鉱石がどうしても見つからずにいたライトは手当たり次第に山を破壊していたがついぞ見つかることはなかった
それを見かねたルガーナがクニハルへと打診して場所を突き止め素材を手にし鎧を強化することに成功したのであった
マツダカ【相変わらだな小僧!我がギルドマスターに礼も言えないのか!?】
終わりかけていた火種に油を注ぎに来たのは
マツダカ
クニハルのギルドにいる副リーダーである
ライトの態度に腹を立てて後ろから口を挟んできたのである
ライト【なんだと!?礼をいわねぇなんざいってねぇだろ?】
マツダカ【今の話だと言うつもりなかっただろ!?】
ライト【うっせぇよ!だいたいクニハルは毎度毎度鉱石だ内政だ国でも作ってんのか!?名前の通り国でもおさめてろ】
マツダカ【貴様クニハル様になんてことを、このお方は】
クニハル【まぁまぁ、マウンテンモンキーに何を言っても仕方ないですから、ここは穏便に】
彼方【お前も火種にガソリン投げ込んでんじゃねぇよ!】
スパンっとハリセンの音が会場に響き渡るのであった