第六章3ページ
ジェラール【ネネ様には指一本触れさせん!!】
串刺しにされたと思ったネネの目の前にジェラールが飛び込み攻撃を防いでいた
ネネ【うぐぁぁぁぁぁっ!くそったれがぁぁぁ!邪魔すんなァァァァ!】
ネネの怒りの言葉がこだましたかとおもえばネネは目の前のジェラールを思いっきり蹴り飛ばした
ジェラール【ぐはぁっ!!】
地面に激突し突き刺さるジェラール
ネネ【人が楽しんでるところを邪魔しやがってぇぇぇ、万死に値する!】
変わらずに憤怒の表情を見せ続けるネネ
地面に突き刺さるジェラールをいちべつすれば麒麟に向き直り
ネネ【もう一度突き刺して欲しいな♪】
麒麟【だが断る!】
前足で全力で蹴り飛ばされて彼方達の目の前にゴム毬のように跳ねながら転がっていくのであった
ネネ【これはこれであり・・・かも・・】
ネネは倒れた
ナナ【ネネーーー!!!良くも私の可愛い妹を殺ったな馬刺しがぁぁぁぁ!】
彼方【あっ、ちょ、おいっ】
ネネの姿を見てブチ切れたナナが彼方の静止を振り切り麒麟に突撃する
手には多数のフラスコが握られておりそれを麒麟に向かって投げつける
麒麟【鬱陶しいわっ!】
一度いななけば雷を降らせてすべてのフラスコを破壊し更にナナへと雷を直撃させてから蹴り飛ばす
ナナ【ぐはっ】
ネネの隣に吹き飛ばされれば最後の力を振り絞ってネネの手を握りしめる
ナナ【ご・・めんね・・お姉ちゃ・・んよわくて・・・バタリ】
二人は麒麟の前に倒れてしまった
彼方【ナナ!ネネ!そんなっ・・・ってなるかアホォォォ!】
とんだ三文芝居である
彼方【気を取り直していくぞ、それぞれ左右から挟み込む正面は俺とリル、みにかだいいな?】
みにか【あれ?そう言えばリルは?】
彼方【えっ?】
みにかの言葉に辺りを見回すが先程までいたはずのリルの姿がない
パーティ情報ではまだ生存しているのは確認出来るのだが
ギリー【そう言えばあいつが現れてからほとんど喋ってなかったよなリルさん】
ポン太【ふっ、俺に恐れをなしたか】
バロン【なんでポン太さんが恐れられたみたいな事になってるんですかねぇ・・】
キョロキョロとそれぞれ辺りを見回すもやはり姿がない
そんな事をしていると麒麟がしびれを切らして雷を落とす
一同はそれを間一髪避ける
彼方【なにか考えがあるかやってんだろ、とりあえず残ったメンバーでなんとかするぞ】
それぞれは彼方の指示に従って散らばる
ジェラール【うぉぉぉぉぉ!ネネ様親衛隊突撃ィィぃ!】
主を守れなかった責務からかジェラール達親衛隊が麒麟へと突撃をかけるのであった