第五章21ページ
彼方【中央外門に集まれって言われたけど・・・これは圧巻だな始まりの街にいるプレイヤーほとんどいるってことだよな】
リル【多分ね、参加できなかった人がいるとしてもほとんどいるんじゃないかな?】
システムメッセージの誘う通りに中央へと移動してきた彼方達
しかし、そこには東と西の外門で戦っていたギルドやソロプレイヤー達がすべて集まりかなりの人数になっていたのだ
セレナ【おっ、やっときよったな、こっちやこっち、彼方達以外みんなそろとるで】
セレナが彼方達に気付けば手を振り場所を知らせる、それに気付いた彼方達はその場所へと向かう
レンジ【む、嫌な予感とやらは当たったのかい?】
彼方【あぁ、ばっちり当たったよ、とりあえず解決したから問題はないけどな】
事の経緯を完結に皆に説明し、新しくネネとカヤがギルドメンバーに加わることを説明していく
カヤ【カヤだ、よろしく頼む】
ネネ【ネネです!皆さんまたよろしくお願いしますね?初めての人達は初めまして!妹のナナがお世話になってます】
簡潔に挨拶を済ませるカヤ、深々と頭を下げるネネ
対極的な自己紹介が終わり
ナナ【ちょっとまったぁ!なんでネネが姉なの!?私が姉に決まってるでしょ?】
ネネ【人様に迷惑かけてる人を姉だなんて思えませんから!】
ナナ【うぐっ!でもそれは私のIQで!】
ネネ【それを言うならアイデンティティです、ナナの言うそれは知能指数ですよ】
ナナ【そう、私の無敵の知能で計算させれ尽くされた迷惑行為の為せる技なのだ!】
ネネ【相変わらず鋼のメンタルですね】
流れるような一連のやりとりにセレナやカヤは置いてけぼりを喰らう、一方他のメンバーはあまり気にせずに何時ものことなので眺めているのであった
セレナ【なんか、双子やけど似とるような似てへんようなやな】
カヤ【高度な情報戦が行われていたのでしょうか】
ポン太【いや、あれはただの姉妹間のスキンシップみたいなもんだよ】
彼方【あの二人はあれが平常運転だからな】
二人のやりとりになにやら勘違いをしているカヤにポン太と彼方がいつものことだと言ってやり
そして彼方が来たことに気付いたネネとナナが彼方の側に駆け寄ってくる
ネネ【お兄ちゃん!罵って!ぶって!殴って!縛って!ネネを欲望のまま貪って!】
彼方【お前はいきなり何を言い出すんだ、全部却下です】
ネネ【ええっ!?うぅ、お兄ちゃんが私のお願いを拒否するなんて・・・それも興奮しゅるぅ】
目にハートを浮かべながらネネは悦び涎まで垂らし始めるのであった




