第五章20ページ
ギリー【後は足一本と頭と胴体か】
両腕を奪い、片足はひしゃげ、もはやまともに動けることも無さそうなそのロボットにとどめを一気にさしにかかる
シオン【アイシクルフォール!からのグラビティプレッシャー!】
巨大な氷の氷柱を頭上に召喚
更にそれを重力により落下速度を加速させて頭上から落とせば直撃
頭と胴体、そして足まで一気に押し潰してしまえばロボットは爆発四散
長く辛いウェーブ3がここに終わるのであった
ギリー【まったく、他の門でもこんな厄介なものが暴れ回ってたのか?】
やっとの事でロボットを倒すことに成功し、刀を鞘におさめながらギリーは他の外門がどうなってるのか気になり呟く
タナ【同じものが出てくる事は無かったけどそれなりに面倒くさいのはいましたよ】
ネル【そうそう、変な鉄球みたいなやつとかね】
最初に別の門にいた二人はギリーの言葉に反応し、その疑問に答える
確かに面倒ではあったがあの外門には巨大ロボットなんて出てきてないのだから
ナナ【よーし!じゃあさっそく先輩の元へ!】
シオン【まぁまぁ、落ち着いて、まだイベントは終わってないみたいだし】
ロボットを撃破しウェーブが終わったことを確認すればナナは彼方の元へと移動しようとするがそれをシオンが止める
ナナ【うぅ、でも善はまたげ!っていうじゃないですか!】
アロ助【それだと善を飛び越えてますヨ、善は急げデス】
ナナ【そう、飛び越えるような気持ちで急がないと間に合わなくなりますからね!】
アロ助【めんどくさいところも相変わらずですネ】
間違いを正したはずなのになぜかそのままの勢いで言いくるめられてしまう
そんなめんどくささ相変わらずのナナにため息まじりでアロ助は相手をするのを諦めるのだった
グラント【それだけできるならなぜはじめからやらなかったんだ】
ギリー【俺たちスロースターターだから】
ネル【だいたい前半ふざけてるもんね】
ギリー【一応俺は真面目にやってるんだけどね?】
ナナ【ところで、ウェーブ4はいつ始まるんですかね?】
ウェーブ3が終了したが、なかなかウェーブ4が始まる気配がない
そんな疑問をナナが発した瞬間
その言葉を待っていたと言わんばかりに地鳴りが起こりはじめる
それにより西と東の外門はシャッターのようなものが閉まる
それと同時に西、東外門の防衛成功
ウェーブ4は中央外門のみの防衛になります
時間までに中央外門へと集合してください
ウェーブ4まで残り1分
そんなメッセージが皆の前に現れるのであった