第五章19ページ
グラント【人様の仲間の事を否定できるほど貴様は偉いのか!】
ハイアット【ぐっ・・・グラントてめっ】
そのまま踏みとどまり反論しようとしたハイアットに追撃の拳を入れる
そのまま吹っ飛び地面に倒れ込んだハイアットは動かなくなってしまう
グラント【済まない、うちの仲間が】
ふかぶかとみんなにむけて頭を下げるグラント
ナナ【グラントさんは悪くないです、今のはハイアットが悪い話ですから】
グラント【罵倒・・してもらえないのか?】
ナナ【えっ?】
グラントの言葉に一瞬何言われたのかわからずにキョトンとするナナ
グラント【ごほん、なんでもない、ではとっとと倒してしまおう、お前たちの気迫にあいつも怯んでいるようだ】
流石に失言だと思ったのか軽く咳払いしてとりあえずボスを倒してしまおうと言って
グラントの言葉に皆ロボットを見ると確かに、これだけ隙だらけのこちらを攻撃してこない理由はギリー達の気迫に気圧されて動くことが出来なかったらしい
ギリー【よし、気を取り直して一気に攻めるぞ!】
ネル【おっけー!ビッグブーメラン!】
ギリーの号令に皆答えれば一斉動き出す
ナナ【では!気を取り直して!フラスコ爆弾!】
いろんな色の水が入ったフラスコをロボットへと投げつける
爆発したり装甲を溶かしたりなにもなかったりと様々な効果を発揮していく
タナ【ギリーさん!一緒に!一刀両断!】
ギリー【おっけー!一刀両断!】
二人の技が決まりロボットの腕が斬り落とされ地面に落ちる
ネル【ナナちゃん、手伝って!】
ナナ【かしこまりぃっ!】
ネルの巨大化させたブーメラン、それに薬品をかけるナナ
ブーメランはたちまち硬質化
そのブーメランをぶん投げてロボットの右足に直撃
ぐしゃっとなかなかにエグい音をさせながら右足がへしゃげる
アロ助【ヘイ、ワンコ、手伝ってもらえマスカ?】
りイヌ【は?嫌だけど?】
アロ助【そこは頷きましょうヨ】
シオン【ワンコ、手伝ってあげて?】
りイヌ【ワンッ!】
アロ助【納得いかネェ・・・】
アロ助の言葉にはまったく耳をかさなかったりイヌだが、飼い主であるシオンの声には2つ鳴き声で返事をする
アロ助は不満そうにぼそり、呟きながら、気分とりなおして槍を構える
りイヌ【行くよ、雷の力よ、あいつはいいから槍に力をあたえたまえ!】
するとアロ助の持つ槍に雷属性が付与される
アロ助【そんな呪文の唱え方で認証されるの腹立つんですケド!雷神槍!】
そんな不満を乗せた槍はロボットの腕を貫き爆発、雷の力を放ちながらその腕を木っ端微塵にしてしまうのであった




